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機構長あいさつ

明治らしく「前へ」

 大学における高等教育の源は,研究にあります。その活性化,特に質の保証は,大学改革の最重要課題の1つといえます。本学をはじめ,多くの大学においては,その研究活動は厳しい研究環境の中で,従来ともすれば各教員や任意のグループによる自発的な意欲(犠牲)に委ねられてきたといっても過言ではありません。
 しかし今,各大学は大学間の競争的環境のもと,その当否は別としても各種各様の外部評価にさらされており,各大学はそれぞれ独自の,または特色ある教育研究を提示し,かつこれを具体的に実施することが求められています。
 このような時代背景の中,本学は紫紺の旗のもと,「明治」らしい特色を示す研究を推進し,かつその成果を社会へ還元するシステムを構築するために,2005年5月,学長のもとに明治大学研究・知財戦略機構を開設しました。この機構の中に,研究企画推進本部と研究活用知財本部が設けられています。前者は,新しい大学研究の創成をはじめ本学の研究活性化のため具体的施策を立案し実行していく組織です。後者は,本学の知的資産を社会に還元するために大学と社会を結びつけるリエゾン機能を担いますが,具体的には承認TLOやインキュべーションセンターの展開・拡充をはかることを意図しています。
 社会全体の国際化・情報化が進む中で,大学における研究活動は,社会から様々な要請を受けています。そこで,研究成果の公開,社会還元ということを目的として,本学で行われている研究内容ならびに実績に関する情報を,あまねく発信していくため,このたび「明治大学研究・知財戦略機構ホームページ」を開設しました。
 今後,このホームページが本学における研究活動の活性化にともない,学内外からのアクセスが増大することを期待して,掲載内容をさらに充実させていきたいと考えています。
機構長