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社会連携・社会貢献

創立者出身地への学生派遣プログラム2014 成果報告会を開催しました

2014年10月23日
明治大学 社会連携事務室

 明治大学社会連携機構では、創立者出身3地域(鳥取県、山形県天童市、福井県鯖江市)で、地域の人々と交流・連携しながら地域活性化への政策提言を行う課題解決型プログラム「創立者出身地への学生派遣プログラム2014」を実施しています。
 このプログラムで学生たちが考案した政策提言を3地域合同のコンペティション形式で発表する「成果報告会」を10月19日(日)明治大学ホームカミングデー会場内にて開催しました。 会場には、鳥取県東京本部長・前田修様、山形県天童市教育長・水戸部知之様及び福井県鯖江市政策経営部長・斉藤幸治様をはじめとする自治体関係者もお招きしており、各地域に滞在中お世話になった方々を前に学生たちの発表にも一層の熱が入りました。
 全9チームの発表後には審査委員会を開催し、下記のとおり各賞を選出しました。

✿学長賞(最優秀賞)✿
天童B班 なめたらあかん 「童商店街(ワラテン)~中心市街地を活用した子供の大人体験~」

✿鳥取賞
鳥取A班 岩美1300 「巡ル、廻ル、とっとり岩美」
✿天童賞
天童B班 なめたらあかん 「童商店街(ワラテン)~中心市街地を活用した子供の大人体験~」
✿鯖江賞
鯖江B班 鯖ever 「伝統芸能を活かしたまちづくり~BUNRAKU革命~」

✿連合父母会長賞
天童A班 ちーむあがすけ 「東北の窓口『TEN・DO』~商店街活性化の10の方法~」
✿校友会長賞
鯖江C班 さばABLE 「オープンデータとアプリケーションを使ったまちづくり」

✿社会連携機構賞
天童C班 チームじもてん 「あなたから始まるまちづくり~住民参加型まちづくり会社の設立~」

 最優秀賞にあたる「学長賞」には、天童市から与えられた課題「中心市街地の活性化について(イオンモールの開業に伴う中心市街地との回遊性と、北本町商店街以外の新たなイベントについて)」に対し、商店街での子供向けの就業体験イベントを企画することで、天童市に新たにオープンし、多くの親子連れでにぎわうイオンモールから商店街への導線をつくりだすことを提案した天童B班(チーム名:なめたらあかん)が受賞しました。審査発表後の講評では、水戸部天童市教育長からはこの政策提言内容に対し、「即刻実現可能で、地域との一体感との調整が図られ、持続可能であり提案性豊かな内容。子供たちを巻き込んでこそ町づくりの活性化が図ることができる。親や祖父母を巻き込んだ一大イベントとしての構想をした点を評価した」とのお話を頂戴しました。

 また、閉会に際しては、福宮学長からは「学生の皆さんは地域に行って地域から学ぶという貴重な体験をしたと思う。地域に出かけてそこの課題を本気で考えるという経験はなかなかない。そこに生まれ、そこに育ち、そこで生活する方々の抱えている課題、それを表面的に捉えるのではなくて一緒に教えていただき、学ぶという大変貴重な機会になったのではないか。このことは、地域を学ぶ“まなざし”をみなさんに芽生えさせただろうというと思っている。将来、皆さんが社会人になったときに海外に派遣されることもあると思うが、その時にその場所に立って見る目がおそらく違ってくるだろう。みなさんはそこに生まれ、そこに育ち、そこに生活する人たちの目線で、“まなざし”で、そこにいる人たちのことを見ることが出来るようになると思っている」と、プログラムに参加した学生たちを称賛するメッセージが述べられました。