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社会連携・社会貢献

【地域連携】大船渡市連携講座全5回が終了しました

2022年03月02日
明治大学 社会連携事務室

「好感度アップ!話し方講座」:仕事や毎日の生活に活かせる話し方のコツを学びました「好感度アップ!話し方講座」:仕事や毎日の生活に活かせる話し方のコツを学びました

「人を大切にする働き方・働かせ方」:受講者より熱心な質問が寄せられましたた「人を大切にする働き方・働かせ方」:受講者より熱心な質問が寄せられましたた

 明治大学と岩手県大船渡市の連携講座が2月26日に全講座終了しました。
 2021年度は働く世代を主な対象とし、2講座、全5回をオンラインで開催しました。新型コロナウイルス感染状況を考慮し、大船渡市カメリアホールでは飛沫防止ボードの設置、マウスガードの着用など対策をしての実施となりました。

 明治大学卒業生のフリーアナウンサー 前田真里氏が講師を担当した「好感度アップ!話し方講座」では、21名が受講。腹式呼吸・発声練習などの実践的なトレーニングを多く取り入れながら、表現力を上げる方法、論理的な伝え方について学び、最終日には受講生による1分間スピーチを発表しました。
 講座のまとめとして「継続は力なり。10分間トレーニングを継続して声に磨きをかけて欲しい」と講師からの激励があり、受講者からの温かい拍手の中終了しました。
 受講者からは「自分の仕事に役立ちそう」「教えていただいた自主トレを続けたら、前よりきれいな笑顔になって嬉しい」などの感想がありました。
 
 黒田兼一名誉教授が講師を担当した「人を大切にする働き方・働かせ方」では、22名が受講。人事労務管理論を専門とする立場から、全ての人が「意欲」をもって働くための課題について考える講義となりました。
 AI(人工知能)とデジタル化(DX)の進む現状と課題を具体例を用いて解説し「効率が悪くても最後は人間の判断が重要。デジタル技術は道具であり、人の働かせ方はアナログでやることが人を大切にする働き方につながる」と結論つけました。SDGsは「誰一人取り残さない」という姿勢が重要と説き、「従業員の多様性、人権を重視したダイバーシティマネージメントが定着し、働き甲斐をもって働けるようにするには、経営者と従業員、従業員同士の定期的な話し合いの場を持つことが1つの方法」とまとめました。
 受講者からは「”DX”という言葉を目にすることが増えたがじっくり考える機会がなく、今回良い学習ができた」「SDGsを唱えるだけではだめ、という言葉が印象に残った。他人事ではなく自分事として考えていく必要があると思った」といった感想が寄せられました。

 講師はZoomによるリアルタイム配信で講義を行い、会場に集まった高校生や社会人の方から熱のこもった質問がカメラを通じて講師に届けられました。講師から受講者それぞれの立場により添った回答があり、対面さながらの交流となりました。


【令和3年度 大船渡市連携講座】
「好感度アップ!話し方講座」(講師:フリーアナウンサー 前田 真里氏)
第1回(1/12) 自分の声を知る 腹式呼吸・発生練習・声を録音して聞く
第2回(1/18) 表現力を上げる 表情・ジェスチャー・強弱・スピード・間
第3回(1/26) 構成を考える 論理的な話し方・階層を意識する・発表
「人を大切にする働き方・働かせ方」(講師:明治大学名誉教授 黒田 兼一氏)
第1回(2/19) AIは人間の仕事を奪うのか AIとデジタル時代の「働き方・働かせ方」を考える
第2回(2/26) SDGs時代の「働き方・働かせ方」 SDGsと人権から「働き方・働かせ方」を考える