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社会連携・社会貢献

リストのピアノ曲とその後継者たち ~水の調べをめぐって~

開催期間:2012年12月22日~2012年12月22日
明治大学 社会連携事務室

リストのピアノ曲を出発点にして、その作風が次世代の作曲家たちにどのように受け継がれていったかを鑑賞します。テーマは水です。リストは「エステ荘の噴水」で水のイメージ(透明性、波打つリズム、反復性など)を音楽化しようと試みました。この斬新な試みは続く世代の作曲家たちに多大な影響を与え、ラヴェルは「水の戯れ」でそれをいっそう推し進め、印象主義的な作風を確立しました。ドビュッシーの「水の反映」もこの系譜に数え入れることができるでしょう。たゆたう水の調べに耳を傾けながら、当時の文学思潮にも思いをはせる、そんな魅力的なレクチャー&コンサートにしたいと考えています。

日 時 2012年12月22日(土)14:00~15:30(13:30開場)
開 場 明治大学駿河台キャンパス アカデミーコモン3階 アカデミーホール
料 金 一般2000円
申 込 事前予約制です。(全席自由、先着100名)
     「リバティアカデミー事務局」までお申し込みください。
     TEL:03-3296-4423
     https://academy.meiji.jp/course/detail/983/

【演奏曲目】
■リスト
「エステ荘の噴水」
■ラヴェル
「水の戯れ」
■ドビュッシー
「水の反映」
「オンディーヌ」
「喜びの島」
■ラフマニノフ
「舟歌」
「前奏曲 ト長調」
ほか

主催講師:関口 裕昭 (セキグチ ヒロアキ)
明治大学情報コミュニケーション学部准教授
大阪府生まれ。慶應義塾大学文学部卒業、同大学院修了。京都大学博士(文学)。ドイツ・ゲッティンゲン大学留学。専門は近現代ドイツ抒情詩、ドイツ・ユダヤ文学、比較文学。主な著書に『評伝 パウル・ツェラン』(小野十三郎賞特別賞)、『パウル・ツェランとユダヤの傷』など。音楽と詩の関係にも関心を持ち、シューマンのシンポジウムやコンサートを行っている。

演奏者:掛谷 勇三 (カケヤ ユウゾウ)
ピアノ・愛知県立芸術大学准教授
東京芸術大学音楽学部付属音楽高校、同大学音楽学部器楽科卒業。88年から4年にわたりニューヨークにてバイロン・ジャニス氏の下で研鑽を積む。92年マンハッタン音楽院修士課程修了。93年よりウィーンにてパウル・バドゥラ=スコダ、今井顕両氏のもと1年半の指導を受ける。95年より東京を中心にソロリサイタル多数開催。02年にスクリャービン作曲ピアノソナタ全曲演奏会、03年~04年にはラフマニノフ作曲ピアノ独奏作品及び2台ピアノ作品全曲演奏会を開催。

お問い合わせ先

明治大学リバティアカデミー事務局
駿河台キャンパス・アカデミーコモン11階
東京都千代田区神田駿河台1-1
TEL:03-3296-4423
https://academy.meiji.jp