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【情報コミュニケーション学部】2014年度アセアン学生交流派遣プログラム(タイ)実施報告

2014年10月17日
明治大学 情報コミュニケーション学部

日本文化紹介のプレゼンテーション日本文化紹介のプレゼンテーション

日・タイ学生での意見交換日・タイ学生での意見交換

タイ文字のポスター作成タイ文字のポスター作成

タイ・スズキモーター社への訪問タイ・スズキモーター社への訪問

NTTコミュニケーションズ・タイランドへの訪問NTTコミュニケーションズ・タイランドへの訪問

暁の寺観光暁の寺観光

アユタヤ観光アユタヤ観光

修了式修了式

 情報コミュニケーション学部は、2014年9月2日から9月12日まで5度目となるタイ・バンコクへのアセアン学生交流派遣プログラムを実施しました。本プログラムは、6月に実施したタイ・ラオスの学生の受け入れプログラム(受け入れプログラムの実施報告はこちらから)に対する、情報コミュニケーション学部生20名(1年生8名、2年生7名、3年生5名)の送り出しプログラムです。本学部生は、本派遣プログラムへの参加及び受け入れプログラムでのサポート等をあわせて、「国際交流(タイ)」科目(2単位)を修得することができます。「国際交流(タイ)」の主な目的は、(1)学生のキャリア形成において、海外、特にアジアで働くことに対する積極的な姿勢を育むこと、そして、(2)日本・タイの学生双方が互いの文化について知ると同時に、自国文化について認識を深める機会とし、異なる文化を尊重する態度を養うこと、の2点です。
 派遣前には、事前学習にてタイ語、タイの政治情勢や文化について、海外経験が豊富な講師から学ぶとともに、タイで行う日本文化紹介のプレゼンテーション準備を行いました。その後、9月3日から9日間に渡り、派遣先の学部間協定校であるシーナカリンウィロート大学人文学部にて、日本語学科に所属するタイの学生達と共にタイ文化や生活習慣に関する講義・実習に参加したり、一緒に大学での活動、進路・就活、恋愛・結婚観等のテーマについて意見交換をしたり、お互いの国に対する知識を深めることができました。また、本学部生は、企業訪問をとおして現地での経済活動や日本的高品質サービス、外交官としての仕事について学んだほか、タイで働く若手校友との懇親会をとおして、各国のビジネスの違い、厳しさや面白さ、そして働くことや海外で働くことについて感じ、考える貴重な経験を得ました。最後に、修了式にてワニー人文学部長から修了書を授与し、今年度のプログラムを無事終了しました。
 なお、本学部では「国際交流(タイ)」の他に、アメリカ・メンフィス大学への派遣プログラム「国際交流(アメリカ)」、ベトナム・ベトナム国家大学ハノイ外国語大学との受け入れ・派遣プログラム「国際交流(ベトナム)」を実施しており、次年度もこのような国際交流科目を開講する予定です。

2014年度アセアン学生交流派遣プログラムスケジュール(一部紹介)
9月2日(火) バンコクへ出発
9月3日(水) 開講式、アセアンセンターにてタイ語やタイ文化を学ぶ
9月4日(木) シーナカリンウィロート大学構内ツアー、日本文化紹介
9月5日(金) タイの学生と共同プレゼンテーションの準備
9月6日(土) アユタヤ観光
9月7日(日) 自由行動
9月8日(月) NTTコミュニケーションズ・タイランド、JAL乗務員訓練センター訪問
9月9日(火) タイ・スズキモーター社、在タイ日本国大使館訪問
9月10日(水) バンコク市内、王宮観光
9月11日(木) 共同プレゼンテーション、修了式・パーティ
9月12日(金) バンコク出発
※次年度以降本プログラムを開催する場合、スケジュールの内容を変更する可能性があります。

参加学生の感想
●シーナカリンウィロート大学では、衣服や芸能などのタイの伝統文化、大学生の私生活などのタイの現代文化を学びました。一方的に学ぶのではなく、こちらからも日本文化の紹介をし、双方向での学習をしました。企業訪問では、各企業の歴史・経営状況などを学べました。自由時間では、タイへの興味を深めるため、週末市場など、タイ人目線でタイを見ることができる場所を見学しました。(1年)
●これまで進路について深く考えていなかったのですが、プログラムの一環として開催された明治大学の卒業生との懇親会を通じて、社会の一員として働くことの意義や海外で働くことの大変さを学ぶことができました。様々な業種から多くの方が出席したので、普段では絶対に耳にすることができない業界の話をたくさん聞くことができました。今回のプログラムを通じて海外勤務がどういうものなのかを具体的に理解することができたので、以前よりも海外で働きたいと強く思うようになりました。(1年)
●プログラムを終えて、英語を話せるようになりたい、アジアについて知りたい、社会と向き合ってみよう、と具体的にやりたいことや目標がみえてきました。(2年)
●日本の学生とタイの学生がそれぞれ自分の国の文化を紹介し合ったのも、日本の学生とタイの学生が意見を交わし共同でプレゼンテーションをしたのも、どちらも貴重な経験となりました。同世代の学生と交流する機会を多く持つことができ、自分の考え方やモノの見方が変わりました。(3年)
●今回の研修によって就職活動までの約半年間は少しでも英語を勉強することと企業の研究を今からでも始めようという意識が芽生えました。たった10日間で…と思う人は多いかと思いますが、短期留学の長所はこれがそれぞれのスタートになることだと思っています。(3年)