村上:私の研究対象は「日本の傷痍軍人の妻」ですが、他国と比較しながら研究を進めていきたいので、大学院進学後に留学を考えています。第一次世界大戦後のドイツ、ベトナム戦争後のアメリカなどは傷痍軍人の数も多いので、現地の研究規模も大きいです。周囲の人たちが彼らやその家族をどんな視点で見ているのかを、留学を通し、肌感覚で学びたいです。
佐々木:留学は、自分の興味のある分野を見つけるきっかけになると思います。高校時代に留学を経験し、授業で新聞記事を書いたり、演劇について学んだりしたことがあり、新鮮でした。情コミの留学制度を活用し、海外の学校ならではの学びや多様な背景を持った人との交流に刺激を受けて、将来の方向性が定まる人もいるはずです。
ジャヤビクラマ:私の場合、父がスリランカ人で母が中国人なので国際性は身近なテーマです。グローバル化が進むにつれ、社会が抱える問題も多様で複雑化しています。それらの問題解決には多面的な知識やものの見方が必要になるので、留学で見聞を広めるだけでなく、情コミでの学際的な学びもきっと役に立つでしょう。
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