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明治大学ボランティアセンター

【和泉VC】学生が世田谷学園にてボランティア講座・アイマスク体験を担当しました。

2013年07月19日
明治大学

生徒の前で話をする冨ケ原くん生徒の前で話をする冨ケ原くん

 2013年6月7日(金)と25日(木)の二日間、世田谷学園中学校(世田谷区三宿)にて、冨ケ原啓太郎くん(商3)が世田谷ボランティア協会の職員の方のアシスタントとして二年生を対象としたボランティア講座に参加しました。
 世田谷学園中学校の二年生が夏に3日間のボランティア体験をするための事前学習の一環で行われたものです。同講座は7年前から行われていますが、今年初めて本学学生にお話をいただきました。

 今回担当した「アイマスク体験」講座は、生徒同士がペアとなり、アイマスクを着用した生徒がもう一方の生徒をリードして部屋の中を一周して歩くという実習です。この実習を通じて「コミュニケーションって何なのか?」を考えるワークショップ形式の授業になっています。
 5クラスのうち2クラスの約90名の男子生徒たちに対して、年齢の近い講師として前に立ちました。生徒たちは真剣な中でも和やかな雰囲気で実習を行い、「何も見えないことは本当に怖いけど、ことばで指示を出してくれるとすごく安心する」と、初めてのアイマスク体験の感想を述べていました。

 また実習後の振り返りでは、
「コミュニケーションはキャッチボール!みんながどれだけ相手に最初の玉(ことば)を投げられるかで、みんなの体験が変わってくるよ」
と話す冨ケ原くんの言葉を生徒たちは真剣に聴いていました。
 そして、冨ヶ原くんは授業を通じて
「コミュニケーションと言えば、障害を持つ方とボランティアで関わる時だけではなく、どんな時でも大切なことだと頭ではわかっていると思います。でも生徒たちを見ていると、その意味を自分の言葉や行動に移していないことが多いかもしれないなぁと感じました。具体的にどんな行動をすれば良いのか?どうすることが大切か?自分の今までのボランティア活動を通じて、感じていることや学んだことを伝えてきました」と感想を述べていました。
 このような取り組みをきっかけとして、中学生たちが様々な人との関わりを築いていってくれることを切に願っています。