バリアフリー映画の説明をする学生
監督とのトークイベント
交流会の様子
「すべての人に映画を楽しんでもらいたい」そんな思いから学生有志8名が集い,2018年の夏,明治大学バリアフリー映画祭実行委員会「しろくまプロジェクト」が始動しました。メンバーの大半が初めて音声ガイドの製作に取り組むとあって,当初はなかなか思うように進まないこともありましたが,2018年12月15日(土)無事に上映の日を迎えることができました。
今回の上映作品は「勝手にふるえてろ」(監督:大久明子,主演:松岡茉優)。芥川賞作家,綿矢りさの同名小説を実写化した痛快ラブコメディです。バリアフリー映画へのニーズや関心の高さはもちろん,当日には明治大学OGでもある大久明子監督が来校されるとあって,和泉図書館ホールには92名の参加者が集まりました。また,上映後のトークイベントや交流会にも監督にご参加いただき,感想を伝えあったり,監督自身の映画へのこだわり等を聞かせていただいたり,まだまだ時間が足りないほど大盛況となりました。
参加者からは「新しい映画の楽しみ方ができて嬉しかった」「監督も音声ガイドを聞いて,新たな発見があったというのが興味深かった」「もっと音声ガイドを広めてほしい!来年も楽しみにしています」などの声が多く聞かれました。音声ガイドの製作や当日の運営などまだまだ改善点はありますが,今回の取り組みにより,障がいの有無などに関わらず,同じタイミングで笑い,同じ場面で感動し,同じように内容を理解する,その共有こそが大切であることを感じさせられる意義のある映画祭となりました。