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明治大学史資料センター

「明治大学校歌制定100年」を記念する各種映像公開─山田耕筰自筆譜再現ドキュメンタリー・講演・ハーモニカ演奏など─

2020年11月06日
明治大学 博物館事務室(大学史資料センター担当)

「明治大学校歌の原型を聴く」監督の守屋健太郎氏「明治大学校歌の原型を聴く」監督の守屋健太郎氏

同作でナレーションを務めた 三ツ矢雄二氏同作でナレーションを務めた 三ツ矢雄二氏

 このたび、明治大学史資料センター(所長 村上一博法学部長)では、明治大学校歌制定100年を記念し、ドキュメンタリーをはじめとする各種映像を公開しました(校歌100周年(明治大学第23回ホームカミングデー特設サイト内))。

1920(大正9)年に明治大学が制定されてから100年を迎える本年、そのことを祝し、学生主体の「明治大学 校歌誕生100年記念プロジェクト」により各種オンライン企画が実施されています。そのことを一つのきっかけとして、明治大学では毎年10月28日を「明治大学校歌の日」と制定するなど、建学精神が編みこまれた明治大学校歌を改めて見直す動きが進んでいます。

明治大学ハーモニカソサエティーによる校歌の初演日に因む(19201028日)

その一環として、センターでは、第23回明治大学ホームカミングデーにおいて、明治大学校歌が制定された時代とその原型をたどる講演・演奏動画を制作・公開するとともに、映画監督・守屋健太郎氏(法学部1992年卒)制作のミニドキュメンタリー「明治大学校歌の原型を聴く」を公開しました。

「明治大学校歌の原型を聴

山田耕筰(当時は「耕作」)の校歌自筆譜(明治大学図書館蔵)に基づく再現演奏及び歌唱と関係者インタビューをとおして100年前の「校歌誕生」の秘密に迫ります。ナレーションは声優・マルチクリエイターの三ツ矢雄二氏(文学部1979年卒)がつとめています。

再現演奏及び歌唱にはピアニストの土山亜矢子氏と明治大学グリークラブOB会(渡辺利雅会長)があたりました。そして、土山氏・渡辺OB会長に加え、村上センター所長、飯澤文夫センター研究調査員、山田耕筰研究家(株式会社クラトーン)の久松義恭氏から、校歌の多様な側面と、山田耕筰の校歌にかけた思いに光を当てるコメントを頂いています。
 また映像内の校歌レコーディングおよびミックスダウンプロデューサーは田中正氏(ハピネスレコード社長 経営学部1992年卒)が務めました。美しい映像にハイクオリティな音源が収録された校歌演奏・歌唱にぜひご注目ください!

オンライン講演「明大校歌:歌い継がれて100年」

明治大学校歌の誕生と関係者をめぐる2本のオンライン講演会を公開しました。明治大学校歌の成立と歴史を深く知りたい方に

村上明治大学史センター所長による校歌から見た明治大学の原風景では、日本における大学校歌の歴史を紹介しながら、作詞者の詩人・児玉花外(1874-1943)の業績と詩魂をたどっています。

飯澤文夫同センター研究調査員による校歌どのようして生まれたかでは、明治大学校歌成立までの道のり、校歌制定のために奔走した学生たちと作詞・作曲に携わった関係者たちの情熱、そして今も愛唱される校歌の「現在」を紹介します。

○校歌初演サークルによる実演─1920年から2020年まで
 1920(大正9)年1028日、明治大学校歌を初演した明治大学ハーモニカソサエティは現存する明治大学最古の音楽サークルです。
 同サークルのOGであり、プロハーモニカ奏者として活躍する寺澤ひろみ氏(文学部卒)による複音ハーモニカでの校歌演奏は、初演当時のハーモニカの演奏技法を再現した貴重なものです。
 またハーモニカソサエティー現役生寺澤によるリレ演奏も「校歌100年」を展望するものとなっています。
 
 これらの映像をとおして、明治大学校歌の意義を再認識していただくきっかけとなれば幸いです。ぜひご覧ください!

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