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研究・知財戦略機構

環境省の「令和4年度地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業」に、本学が共同実施者として参画する研究課題が採択されました

2022年03月17日
明治大学 研究・知財戦略機構

環境省の「令和4年度地域資源循環を通じた脱炭素化に向けた革新的触媒技術の開発・実証事業」に、本学が共同実施者として参画する研究課題が採択されました。

【事業の概要】
 2050年カーボンニュートラル、2030年度の温室効果ガス排出量を2013年度比46%減、更に50%減の高みに向けて、挑戦を続けていくという目標を達成するためには、水素などの脱炭素燃料の活用により脱炭素化を加速させるとともに、プラスチック資源などの活用を始めとした循環経済への移行が求められます。

 脱炭素技術や資源循環技術の化学反応を促進させるために用いられる触媒には貴金属やレアメタル等が多用されていますが、需要に追従するように価格高騰が起きやすく、脱炭素化を促進する上で触媒材料の資源制約がボトルネックとなる可能性があります。上記の課題解決のためには、資源制約を生じさせることなく、廃プラスチックや地域の未利用資源等を原料にして、反応の高度化により資源循環を実現する触媒が必要です。

 本事業では、地域資源循環を可能とする、革新的で比較的安価な触媒等に係る技術を開発・実証し、社会実装を促進することで、大幅な二酸化炭素の削減や化石燃料に依存しない循環経済の実現に寄与することを目的としています。

【採択課題名】
 革新的多元素ナノ合金触媒・反応場活用による省エネ地域資源循環を実現する技術開発

【明治大学における技術開発・実証参画者】
 理工学部 金子 弘昌 准教授