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2014年度 創立者出身地への学生派遣プログラム

✤山形県天童市でのプログラム

今年度の天童市では、「創立者出身地・てんどう活性化プロジェクト~中心市街地の活性化について(イオンモールの開業に伴う中心市街地との回遊性と、北本町商店街以外の新たなイベントについて)」として、学生たちが政策提言を行います。

【現地事前研修(6月28日~29日)】

宮城浩蔵胸像前で記念撮影 イオンモール天童見学 サクランボ狩り

6月28日~29日の1泊2日で、天童市内での事前調査を実施しました。授業期間中の土日を利用した調査であり、参加学生たちも実りある事前研修になるように気合いが入っていました。

天童の天気は晴れ。天童駅に到着した学生は、天童市職員の歓迎を受けてすぐに、市内で嘉永年間開業の天童で一番古いおそば屋「伊藤屋」で昼食です。今回のテーマである中心市街地の活性には、このような築100年以上の蔵座敷があるおそば屋さんも主役になってもらわなくてはいけません。その後も、イオンモール天童見学、郡役所資料館での宮城浩蔵先生胸像前での記念撮影などをおこないました。
場所を天童市教育委員会会議室に場所をうつして行われた、若手職員との意見交換会では2時間半にわたり、個人やグループワークで調査・検討してきた内容について質問していました。その後の交流会でもさらに活発な意見交換をしていました。

2日目は、一日をかけて天童市内の魅力ある場所を回ります。毎年4月に人間将棋が行われる舞鶴山山頂、6月に旬を迎えるさくらんぼ狩り、天童の伝統工芸である書き駒体験、途中雨に降られることもありましたが、天童最上川温泉や、道の駅天童温泉など、10km四方の天童市を職員の方々にご案内頂きました。この2日間の成果をグループごとに発表し、これからのグループワークや現地調査での課題について、他のグループでも共有していました。これから発表会までの3か月半に期待がもてる事前調査になりました。

【現地調査(8月19日~22日)】

市長からの激励の言葉 取材風景 熟議風景 中間報告会

現地調査は、これまで個人やグループで調査・検討してきたこと及び事前調査(現地視察・行政職員との意見交換など)を踏まえて、方向性が決まった課題に対する取り組み内容を深化・充実させ、中間発表までを行うために実施しました。

 6月に天童市を訪れてから、約2ヵ月が経ちました。今回の現地調査訪問の初日は、行政職員、天童市一般市民との熟議からプログラムがスタートしました。それぞれの班ごとに、この2ヵ月間で検討してきた企画案を各熟議参加者に対して発表し、課題や問題点をしぼりこむことを目的に実施しました。各グループとも考えてきた企画の課題などが明確になり、夜のグループワークでは翌日からのヒアリング先での質問内容を考えていました。

 2日目・3日目には、天童市内の調査・ヒアリング活動を市職員の方々のサポートを頂きながら実施しました。グループごとに企画する政策提言に即した取材先を選定し、市役所、商店街連合会、旅館など市内全域の様々な業種の方々を訪問し、取材・調査しました。
3日目の午後には、再び熟議を実施しました。参加者との意見交換をもとに政策提言の内容を高めていく作業を行いました。この夜は、翌日の中間発表会に向け、多くのグループが夜遅くまでグループワークに取り組みました。

 最終日はいよいよ中間発表会。天童市関係者・市民ら60名以上が集まるなか、学生たちが考える天童市に向けた政策提言を中間発表しました。発表後に受けた講評では、さらなる具体的な提案を期待された学生たちは、10月19日(日)明治大学で行われるホームカミングデーでの成果報告会に向け、政策提言をまとめ上げます。