本学は,明治大学社会連携ポリシーにも掲げられているとおり「社会連携」を「学術研究」,「教育」に加えて,大学の使命として位置づけ,積極的に取り組んでいる。
具体的な活動としては,個々の教職員の弛まぬ努力によって生み出される研究成果は,主に学会発表,学術論文,著作,企業等との共同研究等を通じて社会に還元してきている。本学教職員は,大学の第三の使命とされる社会連携活動をより一層促進し,現在までに培ってきた本学の社会からの信頼や評価を確固たるものにすべく,一致協力して取り組んでいく。
一方,社会連携活動とりわけ企業との連携を推進していくことによって,教職員が企業との関係によって有する利益や責任と,教職員が大学において果たすべき責任(例えば,学生に教育を施す責任,学問の探究等)とが,いわば衝突しているように見える状況が生じてくる。このような社会連携活動を推進していくにあたり,不可避的に生じる状況は「利益相反」(Conflict of Interest , COI)と言われている。
本学はこのような状況に関して,大学が行う教育や研究への信頼が損なわれないように,また,社会連携活動が公正且つ円滑に促進されることを目的として,本ポリシーを制定する。