近年どこの大学でも多くの中国語履修者を集めています。中国、台湾、シンガポールなど、中国語話者は世界の最大多数を占め、世界は中国を一つの中心として動いているといっても過言ではないでしょう。現に商社や海外展開をはかる企業の多くは英語とともに中国語の習得を求め、社会の様々な方面でも、中国語のできる人材を必要としています。こういった時代だからこそ、本当の中国語力を身につけることができれば、就職はもとより、将来の様々な可能性がもたらされるはずです。また、日本と中国は歴史的にも密接な関係にあり、私たち日本人にとっては自国の文化を考える上でも中国のことを知ることは大切なことです。中国語を学ぶことは、日本のことを改めて考えてみるきっかけになるかもしれません。一時的・部分的な関係悪化があったとしても、中国が今後も重要な隣国であり続けることに変わりはありません。中国の言葉を学ぶことを通して、新しい時代の日中関係のありかたを考えてみることも、これからを生きるみなさんにとって大きな財産となることでしょう。