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文学部の語学教育

中国語

中国語は就職に有利?
 近年どこの大学でも多くの中国語履修者を集めています。中国、台湾、シンガポールなど、中国語話者は世界の最大多数を占め、世界は中国を一つの中心として動いているといっても過言ではないでしょう。現に商社や海外展開をはかる企業の多くは英語とともに中国語の習得を求め、社会の様々な方面でも、中国語のできる人材を必要としています。こういった時代だからこそ、本当の中国語力を身につけることができれば、就職はもとより、将来の様々な可能性がもたらされるはずです。また、日本と中国は歴史的にも密接な関係にあり、私たち日本人にとっては自国の文化を考える上でも中国のことを知ることは大切なことです。中国語を学ぶことは、日本のことを改めて考えてみるきっかけになるかもしれません。一時的・部分的な関係悪化があったとしても、中国が今後も重要な隣国であり続けることに変わりはありません。中国の言葉を学ぶことを通して、新しい時代の日中関係のありかたを考えてみることも、これからを生きるみなさんにとって大きな財産となることでしょう。
中国語は漢字だから簡単?
 そんなわけはありません。中国語も外国語なのですから。しかし、同じ文字を共有しているということはこの上もなく大きなアドバンテージであることは確かです。このアドバンテージを生かすも殺すも心がけ次第、つまり漢字を共有していることに頼らないであくまでも外国語として学ぶ気持ちを忘れないことです。
 「見て分かる」ことに甘えないで「聴いて分かる」「口に出して言える」ことを常に心がけて下さい。さらに、中国語を学び始めることをきっかけにして、どんな分野でもよいですからぜひ中国に関心を向けてみて下さい。
 中国についての興味と知識を持つことが、中国語上達の秘訣であると同時に、本当の意味での中国語力を身につけるために不可欠なことです。
夏の集中講座と充実の留学制度
 文学部では、1年次では基本的な発音と文法を学び、2年次では簡単な文章を読む力を身につけることを目指しています。
 また大学全体として、会話中心の学部間共通外国語科目があり、夏休みにはネイティヴによる密度の濃い集中講座も用意されています。
 さらに、明治大学は中国・台湾の多くの大学と学生交流を行っており、協定校留学ができます。