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文学部の語学教育

ロシア語

おとなりの国のことば
 ロシア語は国連公用語でもあり、世界の中の重要な言語のひとつです。ロシア国内だけではなく、東欧や中央アジアでも使用されている「国際語」です。日本にとっては隣国の言葉であり、外交や経済的な交流を行ううえで大事なことばです。
 また、ドストエフスキーやトルストイ、チェーホフといった世界的文学作品もロシア語で書かれました。原語で作品に接することができれば、翻訳では味わえない魅力に気づくことができます。
 ロシア語は英語や日本語とは全く異なる文法構造をもっています。言語の学習を通して新しい概念を習得することは、これまでとは異なるものの見方を養い、思考の枠を広げて様々な角度から世界を見るための格好の訓練となります。
キリル文字は難しくない
 授業に毎回出席し、必ず復習をしてください。まずは文字の読み方、書き方から始めます。教室できちんと教えますので、独学はしないでください。発音・イントネーションはネイティヴスピーカーのまねをして何度も音読することが大切です。新しい単語が出てきたら、出てきた順に覚えましょう。初めのうちは単語の変化が多く大変かもしれませんが、授業の中で繰り返し練習をしてひとつずつ覚えていきます。努力をすれば、どんな人でも必ずできるようになります。辞書は指示があるまでは購入しないでください。
ロシア語の学べる明治
 むかしから大学生は大学に入ると外国語を2つ学ぶのが伝統でした。それは自分たちの世界を広げ、直接学ぶ対象に接近する手だてを容易にするためです。
 地球が狭くなり、かんたんに外国旅行ができるようになった今日でも、基礎をきちんと学校で学ぶ大切さは変わりがありません。
 文学部のロシア語は基礎を固めることに重点を置き、なるべく複数の教師に習うことをめざしています。他大学ではロシア語を学べるところが少なくなりました。明治大学では学べます。大いに学びましょう。