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明治大学ボランティアセンター

【生田ボランティアセンター】生明祭で液体窒素を使った実験を行いました

2023年12月21日
明治大学

 11月3日(金・祝)と11月4日(土)に生明祭で「極低温・超伝導の世界」をテーマにした液体窒素実験を行いました。ボランティアで参加した学生は2日間でのべ19人。生田キャンパスだけでなく和泉キャンパスや駿河台キャンパスからも参加しました。
 液体窒素でバラを凍らせてパリパリと手で崩したり、バナナを凍らせて釘打ちしたり、極低温にすることで気体が液体になったり体積が小さくなる実験や、超伝導のピン留め効果で磁石が浮遊する実験を来場者の方と行いました。多くの人に科学のおもしろさや不思議さを感じてもらえた2日間となりました。

ボランティア学生の声①

法学部2年 末田詩織

私が参加しようと思った理由は、科学実験を通して子どもたちと交流できるという点に興味を持ったからです。私自身、幼い頃に科学実験教室に何度か参加したことがあり、その際に見た実験はとても印象的でした。同じような経験をする子どもたちにボランティアとして関わってみたいと思い、参加しました。
 参加する前は、理系ではない私が実験結果の理由を上手く説明できるのだろうか、という不安がありました。そして、実際のボランティアの中でも、理由を聞かれて言葉に詰まってしまう場面が多くありました。しかし、一緒に参加したり理系の学生や先生がフォローしてくれたおかげで、乗り切ることが出来ました。
 今回一番心に残っていることは、実験を行った際の子どもたちの表情や様子です。普段目にしている花やボール、ほうれん草といったものが、液体窒素によって全く別のもののように変化している様子を、食い入るように見る子どもたちの目は、とてもきらきらと輝いて見えました。また、実験を見て「すごかった」で終わらせるのではなく、「なんでそうなるの?」と聞いてくれる子も多く、理由も知りたいと思う好奇心の強さも感じられました。このように、新しい発見をした際のこどもたちの様子を間近で見ることが出来、このボランティアに参加できてよかったと心から思いました。



ボランティア学生の声②


農学部4年 太田采奈

今回私は、生明祭で開催された科学実験のボランティアに参加させていただきました。そのきっかけは、久しぶりに子どもと関わるボランティア活動がしたいと思ったからです。科学実験という理系キャンパスならではの企画であるとともに、大学構内で子どもたちと関わることができるという点にとても魅力に感じ、参加させていただきました。
 主な企画内容は、液体窒素を用いた科学実験のブースで子どもたちに実際に実験をしてもらい、液体窒素の不思議な性質を体感してもらうというものでした。実際にいらした方の大半は子どもたちで、液体窒素に漬けたバラやボールが粉々になってしまう様子を見て驚いたり楽しそうにしている姿がとても印象的でした。また、意外にも、大人の方にたくさん参加していただき、実験の原理や仕組みについて興味を持っていただけました。
 普段は理科という学問に対して同年代の学生としか話をすることがないため、このような幅広い年代の方と交流できる生明祭という場で、どんな風に説明をしたらより理科の面白さを伝えることができるか、などを考えることがとても面白かったです。沢山の方に理科の面白さや奥深さを実感してもらえたのではないかと感じています。また、私自身が教員免許を取得するということもあり、理科への関心・好奇心を引き出すようなアプローチを沢山学ぶことができたと思います。このボランティアに参加することができて本当に良かったです。


ボランティア学生の声③

商学部1年 二宮颯

 

 実際に活動をする前に、一緒に活動するみなさんで実験の練習をし、どのようにすれば効率よくたくさんの人ができるかや安全なのかを考えました。
活動中は、椅子の上に子供が立つため、実験に夢中で倒れてしまっても支えられるように常に意識していました。
また、自分は今年で18歳ですが子どもと同じ目線で接することで、子供たちとコミュニケーションをとる事ができました。これを意識するだけでこれまでなかなかコミュニケーションを取ってくれなかった子どもも、よく話してくれるようになると学べました。
 ボランティア活動をしている人は全員初対面で最初はしっかりコミュニケーションが取れるか不安でしたが、少しずつ会話も増え良い連携がとれました。何より良かったのは子どもたちに怪我なく終えられたことです。保護者の方にも参加してもらうことによって子供と一緒に楽しめて良い思い出になったと思いました。 私は商学部で理系の知識はなかったのですが、普段できないような体験ができ、とても新鮮な気持ちで活動できました。