川崎市立枡形中学校は、授業の一環として複数企業や大学が参加するエネルギー・環境ワークショップを毎年開催しています。2020年からは明治大学の学生も毎年参加しています。
2023年度は11月17日(金)に開催されました。公認ボランティアサークルLINKsが出展し、中学生が実験を通して脱炭素をめざした環境にやさしい技術の仕組みを学ぶワークショップを行いました。
出展企画者の声
理工学部応用化学科3年 Hartanto Leon Adityo
生田駅の北側にある枡形中学校で毎年行われるエネルギー環境ワークショップに、公認ボランティアサークルLINKsが出展をさせていただきました。今年のテーマは「リニアモーターカー」です。背景には二酸化炭素の排出により、我々の環汚染はひどくなる一方という問題があります。二酸化炭素が出ない車が作れたら、それが解決になるのではないかという考えから、ローレンツ力と磁石の反発力を利用しているリニアモーターカーの実験をすることにしました。
実際にリニアモーターカーを作ってみると、車が動いていなかったり、大学の隙間時間が見つからず、実験が進んでいなかったりするなどの問題が発生しました。試行錯誤を繰り返した結果、当日はメラ二ンスポンジから作られた車を発進させることに成功し、生徒たちが楽しんでいました。この成功は私一人の成功ではなく、参加してくださった同期、先輩と後輩たちのおかげです。未熟なリーダーの私を信じてついてきてくれた人たちには感謝しかないです。
このイベントを通して、普段得られない刺激を実感できました。学生の立場からではなく、教師の立場から物事を考える機会を得られました。たったの3時間の授業でしたが、この思いは一生忘れられないと思います。