表彰状
総合数理学部ネットワークデザイン学科3年の河内勇裕さん(森啓之研究室)が令和4年9月7日から9日に福井大学文教キャンパスで開催された令和4年電気学会電力・エネルギー部門大会のヤングエンジニアオーラル発表コンペティション(Young engineer Oral presentation Competition; YOC略記)においてYOC奨励賞を受賞しました。この賞は、29歳以下で優秀な口頭発表を行ったことに対する表彰です。
受賞論文:「アクティブ配電ネットワークにおけるロス最小化のためのBSOに基づくロバスト最適化手法」(2頁)
研究内容:配電ネットワークにおいて再生可能可能エネルギー、エネルギー貯蔵装置(ESS)、需要家応答(DR)などのエネルギー源の組合せで配電ネットワークの運用、計画を行うアクティブ配電ネットワークにおいてネットワーク損失最小化法について研究しました。その解法して進化的計算BSOに基づくロバスト最適化法を提案しました。ここで、ロバスト最適化とは最悪のシナリオにおけるリスク最小化を意味します。即ち、風力発電などの再生可能エネルギー源が配電ネットワークに複数存在する場合、再生可能エネルギー源が設置されたノードにおいて有効力の変動が生じる系統状態に対してネットワークロスが最悪の状態を発見し、そのネットワーク損失最小化法を進化的計算BSOで最適化します。提案法を配電の例題系統に適用し、従来法よりも良好な結果を得ました。