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明治大学専門職大学院 会計専門職研究科長 梅原秀継 教授明治大学専門職大学院 会計専門職研究科長 梅原秀継 教授

明治大学専門職大学院
会計専門職研究科長
梅原 秀継 教授 
 本研究科は,多くの研究者や公認会計士・税理士を輩出してきた「明大会計学」の遺伝子を引き継ぎつつ,「理論と実務の架橋」という理念を掲げた研究教育機関として,2005年に開設されました。他の機関と比較して,本研究科は,二つの特徴を有しています。

 一つは学術的な議論に基づいた双方向授業という点にあります。学術的な議論を基礎にして,会計基準や法令等の問題点を分析し,その内容を論理的に説明できる能力を養います。たとえば,現在の日本基準やIFRS(国際財務報告基準)の理論的な特徴や実務上の課題を学問的な視点から考察することができます。しかも一方的な講義ではなく,論点ごとに直接的な質問や議論が可能な双方向型の授業を展開しています。

 もう一つは,多様な会計教育のニーズに対応している点です。本研究科では,昼夜開講制に加えてメディア授業を積極的に拡充し,有職社会人の方でも修了が可能なカリキュラムを編成しています。実際に,学部新卒の方以外にも多様なバックグラウンドをもつ方々が多数在籍しており,授業その他の講座を通じた相互交流が可能となっています。また会計専修と税務専修の2コース制を採用しており,公認会計士・税理士・米国CPAなどの資格取得や経理担当者のリカレント教育など,入学者のニーズに応じた科目履修が可能です。

 こうした本研究科の特徴を理解し,かつ高度会計専門職に関心のある方々のご入学を歓迎するとともに,互いに切磋琢磨して優れた成果をあげることを期待しております。