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研究・知財戦略機構

平成22年度千代田学に採択されました

2010年05月12日
明治大学

商学部・水野勝之研究室が提案した「大学を主体とした『千代田区次世代育成支援行動計画』と『千代田区地球温暖化対策条例』の同時達成モデル」の具現化プロジェクトが平成22年度千代田学に採択されました。水野研究室の採択は7年連続となります。

 子育てをしながら社会貢献を行うモデルの研究を行います。
育児休暇や早退などを取っても、子育てプラス社会への貢献を自分が行っていることに当事者が自信と確信を持てば、次の世代で育児休暇をとったり早退する人たちに代わって自ら仕事を積極化させるような人材となり、社会のワークライフバランスの好循環が生まれます。
 具体的に千代田区内の環境への貢献です。千代田区は、雇用の数が多く、特にそれが緑を奪い、車の排気ガスを吸収しにくい地域構造を生み出しています。これは一見マイナスのように見えるが、逆にその問題解決を図ることを通じて人への思いやり、環境への思いやりをうまく引き起こせば、環境の問題やワークライフバランスの問題の同時解決を図ることができ、働く人が多い故それが働いている人たちの意識変革を通じて日本への大きなうねりとなる可能性があります。
以下の活動を行う予定です。

農業体験講座の開催
 大学生が小学生を教える異世代交流の形で平成17年度より5年間区立昌平小学校の総合学習の時間で経済教育を行ってきました。昌平小学校で行っていた経済教育(その中の環境教育)を千代田区全体に広げ、千代田区の中から公募の形で小中学生親子を募り、明治大学で講座を開設します。
 
展示会の開催
 小中学生親子を対象としてフィールドスタディの講座を開催します。千代田区内の実例を調査に行ったり、再生可能エネルギーを導入した企業や団体にインタビューに行き実際の現場を取材したり、未利用エネルギーを自分たちでエネルギー化することなどを考案します。

間伐体験の応用
 公募の千代田区の親子が嬬恋村の千代田区休養村の林にて間伐の事前体験講座を受けた後、後日千代田区の各公園や緑地をめぐり、間伐の必要性のある木をチェックし間伐必要性マップを作ります。