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研究・知財戦略機構

本学でアジア節水会議(Asian Saving Water Council)の設立とシンポジウムを開催(12/17)

開催期間:2011年12月17日
明治大学 研究知財戦略機構

本学でアジア節水会議(Asian Saving Water Council)の設立とシンポジウムを開催

 地球温暖化対策、水資源の保全(水有効利用)は、アジア諸国において喫緊の環境課題となっています。日本においては、「節水機器」を普及させることが、削減の進んでいない家庭分野のCO2削減に有効であり、2020年には、節水機器の普及が進展すれば、CO2排出量を90年比1%(水まわり由来排出の25%)削減が可能となるというシミュレーション研究がなされました。この研究などを受けて節水型社会の形成推進が重要との認識が進み、各種政策等が動き始めたところです。
 その研究手法は、アジアの他の地域にも適用可能であることから、環境省の 「新メカニズム実現可能性の調査事業(GEC)」において、節水効果の炭素クレジット化実現可能性の調査研究も本年から始まっています。
 これらの日本発の「節水型社会形成」の提案は、アジア各国の持続性発展のキーコンセプトになることが期待されます。そこで、アジア各国での建築設備の節水化の意義(CO2削減・水資源保全ポテンシャル)の把握と、各国での環境負荷削減シナリオの構築を、環境、建築分野の各国研究者、政策立案者が連携して推進してく母体として、アジア節水会議を設立する運びとなりました。
 本会議の第1回会議は、中国、韓国、台湾、中国香港から第一線の研究者を招聘して東京(明治大学)で開催し、同時に、関連研究の成果、各国の水事情と節水の意義、今後の取り組みなどについての報告と議論を広く公開するためのシンポジウムを、下記のとおり開催し、節水型社会の実現に貢献していく。
 環境研究・環境政策、水環境・建築・給排水設備分野の研究・実務に係わる多くの方々のご参加と活発な議論を期待します。

主催:明治大学研究・知財戦略機構新給排水システム研究所(アジア節水会議・日本事務局)
共催:明治大学理工学部建築学科
後援:国土交通省、経済産業省、環境省



1.開催日時:
2011年12月17日(土)13:00~17:30
2.場所:
明治大学紫紺館(東京都千代田区神田駿河台1-1、TEL03-3296-4545)
3.シンポジウムプログラム
[司会]飯尾昭彦(日本女子大学教授)
〇挨拶:坂本恒夫(明治大学副学長)
① 主旨説明
坂上恭助(明治大学教授、給排水設備研究会会長)
② 基調講演「日本における節水の位置づけ」
石川裕(国土交通省大臣官房審議官)
③ 「日本での節水によるCO2削減ポテンシャル」
清水康利(明治大学新給排水システム研究所客員研究員,TOTO)
④ 「日本における環境予測関連研究」
豊貞佳奈子(明治大学新給排水システム研究所客員研究員,TOTO)
⑤ 「中国における節水技術と節水の現況」
趙锂(中国建築設計研究院副院長、中国建築学会給水排水分科会理事長)
⑥ 「韓国における水事情と節水対策」
李東勲(ソウル市立大学教授、韓国廃棄物学会副会長)
⑦ 「台湾における水資源の持続的利用の現況と展望」
鄭政利(国立台湾科技大学教授、台湾トイレ協会会長)
⑧ 「香港における水事情と節水の現況」
王寧添(香港理工大学准教授)
⑨ 質疑討論
⑩ 総括と提言:坂上恭助
4.懇親会
シンポジウム終了後、1時間半~2時間。場所はシンポジウムと同会場。
挨拶:園田真理子(明治大学理工学部建築学科長)
5.募集人数
シンポジウム:100名、懇親会:30名
6.参加費
A参加:シンポジウム参加:テキスト代として3,500円(学生は無料)
B参加:シンポジウム+懇親会参加:7,000円
7.申し込み方法
下記の日本事務局(明治大学坂上研究室内)アドレスに必要事項をご記入の上、メール(2アドレス)にてお申し込みください。締め切り:12月16日(金)
◇メールアドレス:sakaue@isc.meiji.ac.jpce13062@meiji.ac.jp
◇送信タイトル:アジア節水会議シンポジウム申し込み
◇記載事項:
①参加者氏名
②参加者所属(会社名・部署等)と連絡先住所
③参加者の連絡先電話番号とメールアドレス
④参加タイプの別(A参加、B参加)
以 上

明治大学研究・知財戦略機構新給排水システム研究所所長
(アジア節水会議代表幹事)
坂上恭助