国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の戦略的創造研究推進事業「さきがけ」に、本学総合数理学部現象数理学科の中村和幸准教授による申請課題が採択を受けました。
【事業の目的・概要】
戦略的創造研究推進事業は、国が設定した戦略目標の達成に向けて、推進すべき研究領域をJSTが定め、科学技術イノベーションを生み出す革新的技術のシーズ創出を目指した戦略的な基礎研究を推進するものです。「さきがけ」は、その中でJSTが定めた研究領域と研究総括のもと、申請者自らが研究課題を推進する個人型研究事業です。
今回の研究提案募集は、2017年4月12日~5月30日に行われました。研究領域「計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測・解析手法の開発と応用」では、全体で78件の応募があり、厳正な書面及びヒアリング審査を経て、以下の課題を含む10件が採択されました。
本研究課題は、数理科学・統計科学・データ同化の3つの分野を融合したデータ同化手法を構築することで、各分野の研究者が高度なデータ同化を円滑に実施できるようにすることを目指します。本研究が完成すれば、情報科学や数理科学の様々な分野で新たな知見の発見や予測が可能となり、当該分野のブレークスルーになります。
【採択課題について】
戦略目標 :材料研究をはじめとする最先端研究における計測技術と高度情報処理の融合
研究領域 :計測技術と高度情報処理の融合によるインテリジェント計測・解析手法の開発と応用
採択課題 :データ同化モデリングの自動化原理開発によるハイレベル予測発見手法の構築
研究担当者:総合数理学部現象数理学科 准教授 中村和幸
研究期間 :2017年度~2020年度(予定)
【関連情報】
<配分機関>
国立研究開発法人科学技術振興機構(JST):
http://www.jst.go.jp/
採択課題一覧:
http://www.jst.go.jp/kisoken/presto/application/2017/170919/170919presto.pdf
<本学研究室>
中村和幸准教授のホームページ:
http://home.mims.meiji.ac.jp/~knaka/index-j.html