2015年に明治大学の研究拠点として設立された国際武器移転史研究所は、学際的・国際的研究を通じて、近現代の軍縮・軍備管理という世界的課題に取り組むことを目的としています。
このたび、本研究所の研究叢書5として、高田馨里編『航空の二〇世紀-航空熱・世界大戦・冷戦-』が刊行されました。
【人類の空飛ぶ夢は20世紀の「航空熱」を引き起こし、やがて航空技術、航路、大衆ともに戦争へと駆り立てられることになる。航空黎明期から冷戦期までの軍民航空の世界史。】
本書は、第1部では、「航空熱」がいつ頃生まれ、それに対して個人・社会・国家がどのように反応したかを追う。第2部では、戦間期から第二次世界大戦期における日本の航空に注目して、航空がどのように軍事動員されたかを解明する。そして第3部では、冷戦の時代に現代につながる世界の航空秩序や民間航空文化がどのように形成されたかを明らかにしている。新たな「航空の世界史」を提示する。
『航空の二〇世紀-航空熱・世界大戦・冷戦-』概要と目次はこちら
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