Go Forward

研究・知財戦略機構

JSTの創発的研究支援事業に金子賢太朗講師、戸田安香講師が採択されました

2023年01月31日
明治大学 研究・知財戦略機構

国立研究開発法人科学技術振興機構(JST)の創発的研究支援事業に、本学農学部の金子賢太朗講師、戸田安香講師、2名の研究課題が採択されました。

【事業の目的・概要】
 「本事業は、特定の課題や短期目標を設定せず、多様性と融合によって破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指す『
創発的研究』を推進するため、既存の枠組みにとらわれない自由で挑戦的・融合的な多様な研究を、研究者が研究に専念できる環境を確保しつつ長期的に支援します。また、創発を促進するため、支援期間中は異分野を含む多様な研究者同士が相互に触発し、切磋琢磨する『創発の場』を設けることで、破壊的イノベーションにつながるシーズの創出を目指すものです。」
【採択課題について】
金子賢太朗(農学部農芸化学科、専任講師)
 
課題名: 「脂質構造マップによる母子間相互作用の理解と肥満研究の展開」
 
内 容: 本研究では、母乳に含まれる特殊脂質構造が食欲中枢の視床下部において摂食抑制ホルモン作用を増強し抗肥満効果を示す可能性を見出したことを端緒とし、視床下部機能や内分泌機能、高次脳機能と母乳特異的な脂質構造の関わりを紐解くことで母乳が高脂肪である生理的意義の解明を目指すとともに、その抗肥満効果に関わる視床下部分子基盤を解明していくことで、脂質のイメージを覆す新しい肥満と老化の研究を展開することを目的としています。

戸田安香(農学部農芸化学科、特任講師
 
課題名: 「脊椎動物における旨味・甘味の起源の解明」
 
内 容: 本研究では、旨味・甘味受容体T1Rsにおけるアミノ酸・糖・ヌクレオチドの受容能の変遷を全貌解明することで、「嗜好味とは何か」という、おいしさの基本原理の解明を目指します。

【関連情報】
 国立研究開発法人科学技術振興機構(JST): 
http://www.jst.go.jp/
 
創発的支援事業: 
https://www.jst.go.jp/souhatsu/call/sel22.html