Go Forward

研究・知財戦略機構

【MIMS】杉原厚吉研究特別教授が芸術科学会の2020年度Art and Science Awardを受賞

2020年10月14日
明治大学 研究・知財戦略機構

杉原厚吉 研究特別教授杉原厚吉 研究特別教授

明治大学先端数理科学インスティテュート(MIMS)の杉原厚吉 研究・知財戦略機構研究特別教授がこのたび、一般社団法人芸術科学会(The Society for Art and Science)の第19回 2020年度Art and Science Awardを受賞しました。授賞式は2020年11月1日に行われます。

【受賞の理由】
杉原氏は数理工学・計算機科学の研究者であり、特に不可能物体を対象とした研究に従事して、幾何学や数理モデリングの観点から取り組んできた。自らさまざまな不可能立体を創作し、立体錯視アーティストとしても活躍している。「Best Illusion of the Year Contest First Prize」など、国内外の多くの受賞歴があり本研究分野の世界的な研究者である。また、教育の観点からは、これまで名古屋大学、東京大学、明治大学を通して多くの学生を育て、CG教育を先導してきた。さらに、多くの一般書を執筆し、展覧会を開催するなど、だまし絵や不可能立体に関する工学的視点からの理論を一般市民にわかりやすく伝える活動も果敢に行ってきた。
このように、杉原氏は「芸術×数理工学」の観点の多くの研究業績・受賞歴・教育歴がある。現在は、東京大学名誉教授、明治大学 研究・知財戦略機構の研究特別教授として活躍しており、芸術工学分野の中心的な役割を担っている。
(芸術科学会公式ホームページより)

【芸術科学会とArt and Science Awardについて】
芸術科学会 (The Society for Art and Science) は、 21 世紀において益々重要性を増すと考えられる芸術と科学の融合領域を対象とする新しい学会です。「芸術を科学的側面から研究する諸分野」「科学的な手法を基礎において創作された芸術作品」「芸術作品創作の基礎としての科学技術」「芸術作品・アート系エンタテインメント作品を対象とするメディア研究分野」の各分野・領域をその対象範囲としています。
同学会では、日本の芸術科学に関する学術、技術、または関連事業に対して特別の功労があり、その功績が顕著である者を表彰するため、2016年度からArt and Science Award を制定しています。