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法と情報コース 情報法

担当教員が語る授業のポイントと受験生へのメッセージ

情報法 丸橋 透 教授

情報化、デジタル化が進んだ社会に法制度は追いついているでしょうか。
電子書籍の漫画を読むスタイルが定着しつつあり、音楽や動画は広告付の無料か、月額課金のサブスクリプションで視聴するようになりました。ネット上の支払いは当然キャッシュレスですが、リアルの支払いもQRコード決済をはじめとするキャッシュレス化がすすんでいます。リアルでもネット上でもスマホは、財布やチケットであり、書棚でライブ会場で映画館です。
デジタル・ネイティブと呼ばれる皆さんの世代では、経済的、文化的生活の隅々にまで、デジタル化が行き渡っている現代の状況は生まれたときから当たり前で、何の違和感もないかもしれません。
しかし、情報と通信の技術発展がもたらしたデジタル化は、リアルな物の取引をベースに作り上げられたデジタル化以前の法制度に見直しを迫ってきました。
「情報法」は情報の財産的な側面、すなわち情報財の利用や取引に関する法的な課題に向きあいます。