模擬法廷教室を使った「司法制度」の授業
ウェルカムパーティーでは参加者の笑顔もこぼれた
日本の法と法制度について英語で授業を行う夏期短期プログラム「Meiji University Law in Japan Program」が7月23日から始まりました。法学部が当プログラムを開催するのは今年で4回目となります。
当プログラムは、日本国内外の外国人学生を主な対象とし、英語による講義と、法律事務所や裁判所等へのフィールドトリップにより、日本の法と法システムの基礎を外国人学生にわかりやすく教授することを目指し、2009年から毎年実施されています。
今年は、ドイツ、イギリス、ブラジル、メキシコ、中国、シンガポール、台湾と、さまざまな地域からの学生・社会人10名が参加しています。多種多様な法知識や関心、出身背景をもつ学ぶ側のニーズに応えられるような授業展開が期待されます。
約2週間にわたるプログラムでは、憲法、刑法、刑事および民事司法手続、家族法、会社法、経済法、租税法、情報法、知的財産法や国際法など各法分野にかかる現代的な諸問題が取り上げられます。明治時代以降の司法制度の発展や法曹制度等も扱うことにより、受講生が現代日本の法律と法制度の特徴を社会的、文化的、歴史的な文脈のなかで理解できるようなカリキュラムが組まれています。
また、授業で学んだ知識をより具体的かつ豊かなものとするために、最高裁判所、地方裁判所、簡易裁判所、企業の法務部、刑務所、国会(衆議院法制局)、入国管理局へのフィールドトリップも予定されています。
初日に開催されたウェルカムパーティーでは、参加者、プログラム担当教員の交流が図られ、当初長旅で疲れていた参加者や緊張していた参加者からも笑顔がみられました。
10日間のプログラムが、参加者にとって有意義なものとなり、日本をより深く知ってもらえる機会となることを期待します。