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法学部

デ・ラ・サール大学春期法学研修を実施しています

2014年03月13日
明治大学 法学部

Henry SY SRホール(図書館の入っている建物)Henry SY SRホール(図書館の入っている建物)

民法のレクチャーを受ける学生民法のレクチャーを受ける学生

図書館でのプレゼンテーション図書館でのプレゼンテーション

フィールドトリップ(法律事務所訪問)フィールドトリップ(法律事務所訪問)

フィールドトリップ(議会上院訪問)フィールドトリップ(議会上院訪問)

法学部は、新規の短期海外留学プログラムとして、「デ・ラ・サール大学春期法学研修」を3月2日から16日まで実施しています。デ・ラ・サール大学(DLSU)は、フィリピン・マニラの中心部にある私立大学で、フィリピンを代表する3大学のひとつに数えられています。DLSU法学部は、2010年に設置された新学部で、国際的に活躍できる法曹の養成に力を入れています。

2週間の研修プログラム中、プログラムに参加した5名の学生は、フィリピンの法制度、民法、商法、知的財産法、家族法などの授業を英語で受講するほか、最高裁判所、上院議会、法律事務所などの訪問を行っています。また、フィリピン・マニラの文化と社会を理解するために、DLSUの学生と一緒に文化施設を訪問したり、ジプニーという地元民向けの乗合自動車を乗りこなしています。

研修後半の11日には、研修中に学んだフィリピンの法・文化について、日本の法・文化と比較しながら説明するプレゼンテーションを、大学図書館のロビーで行いました。学生は2組に分かれて、フィリピンと日本の憲法、家族法、食文化や交通機関の違いを、約20名の学生・教職員前で、やや緊張しながらも、時には聴衆の笑いを誘いながら、説明しました。DLSUの学生からは、日本の相続法についての専門的な質問が出されるなど、活発な意見交換が行われました。

5名の学生は皆、フィリピンに滞在するのが初めての経験で、現地の高温多湿の気候や、1日4、5回食事をする習慣や、一日中車が渋滞していて喧噪が堪えない街の様子など、日本との大きな違いに最初は戸惑いながらも、DLSUの教員スタッフや学生たちのサポートを受けて、フィリピンへの理解を深めています。

■学生リーダー(2年男子)からのリポート
「フィリピン滞在前半で感じたこと」

私達は東南アジアの国へ行くのが初めてで、大きな期待と不安を抱いていました。

フィリピンについて衝撃を受けたことがいくつかあります。一年を通して温暖かつ湿度の高いフィリピンの気候は、先日まで真冬の日本にいた私達には考えられないものでした。また、食事の味付けが濃く、甘く、油っこいものであるため、初めは口に合いませんでした。日本とは大きく異なる生活環境を今まさに体験しています。

しかし、フィリピンの方々は陽気で無邪気で裏表なく温かい人柄です。学校で過ごす姿はとても凛々しく、学校が好きで、熱心に勉強に取り組んでいるという印象を強く受けました。そして、日本人の私達をとても丁重に扱ってくれるので、毎日楽しい時間を過ごせています。

残りの研修についても、素晴らしいフィリピンの方々と最高の時間を過ごしたいと思っています。
(3月11日)