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法学部

オンライン留学生受入プログラム「Law in Japan Program @ Home」を実施

2020年08月07日
明治大学 法学部事務室

 法学部は7月23日から29日まで、オンラインプログラム「Law in Japan Program @ Home」の試行プログラムを実施しました。学部間協定校のサンパウロ大学法学部(ブラジル)、南京師範大学法学院(中国)の学生をはじめ、ブラジルと中国の学生・社会人300名が参加しました。

 2009年度以降、毎年夏に実施している、日本の法制度を英語で学ぶ夏期短期留学受入れプログラム「Law in Japan Program」は、新型コロナウイルス感染症拡大のため、今年度は残念ながら中止となりました。今回は「Law in Japan Program」を将来、オンラインで提供する準備の一環として、主に本学で開講しているリアルタイムのオンライン授業に海外の学生らが加わる形で、日本の法と社会、労働法、経済法、比較法、法人類学の5つのテーマで講義やプレゼンテーションやディスカッションを英語で行いました。

 初日の法学部・小室輝久教授の専門演習(ゼミ)の授業では、明大法学部生の3つのグループが、感染症防止に関する政策、差別問題、同性婚とシビルパートナーシップに関するプレゼンテーションを行い、その後に各国の参加者と意見交換を行いました。参加者は積極的にZoomミーティング上で挙手して発言するほか、プレゼンテーションに関するコメントがチャットで飛び交いました。

 また、参加者はチャットツールSlackのワークスペース(グループ)に登録して、プログラムに関する連絡や情報共有を行いました。参加者から,授業のテーマに関するコメントや資料の共有が寄せられ、クラスの外でも活発な交流が実現しました。

参加者の声
【法学部3年生の高橋景太郎さん(2020年度春学期にサンパウロ大学法学部に留学。現在、帰国中)】
 本プログラムを通して、ブラジルと中国の学生から大きな刺激を受けることができました。講義に積極的に参加する姿勢や知識の豊富さに感化されました。この経験を今後の学生生活の糧としていきたいと思います。

【南京師範大学法学院大学院3年生の丁点涵さん(2020年度のLaw in Japan Program参加予定者)】
 今夏のLaw in Japan Programに参加するために、明治大学に行くことができないと聞いた時は、とても悲しく思いました。でも,オンラインでプログラムが実施されたことで、より多くのクラスメートが参加することができ、外国の法と文化を多く学びことができました。初めて聞くこともあったり、読書だけでは確かでなかったことを色々理解することができました。

【サンパウロ大学法学部5年生のAna Julia Lissa Sato Chubaci さん】
 多くの国境が閉じられている、このような状況下で、Law in Japan Program@ Homeでは、世界が直面している諸問題を考えた時に特に重要なテーマを、国境を越えて議論することができ、とても充実した経験となりました。また、学生が日本法を学べるだけでなく、素晴らしい教員や学生たちと知識と経験を交換できる他にない機会でした。

法学部 小室輝久教授の「Introduction to Modern Law」の授業法学部 小室輝久教授の「Introduction to Modern Law」の授業

プログラム用のSlackワークスペースプログラム用のSlackワークスペース