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法学部

太田勝造ゼミ・柳川鋭士ゼミが第19回大学対抗交渉コンペティションに出場しました。

2020年12月01日
明治大学 法学部事務室

法学部の太田勝造ゼミ・柳川鋭士ゼミが,11月14日(土)・15日(日)に開催された第19回大学対抗交渉コンペティションに出場しました。
本学は日本語の部に3チーム,英語の部に1チームが出場し,参加25大学中11位でした。

<大会の趣旨・概要>(大会HP一部抜粋)
【趣旨】
本コンペティションは交渉に対する社会の関心を深め、学生に交渉を学ぶインセンティブを高めるために、大学を越えた交渉と仲裁の他流試合の場として2002年に設立されました。
グローバルな世界で新しい価値を創造し対立を乗り越えることができる交渉者を育てることを目指し,毎年、日本や外国の法曹関係者、多種多様な企業の関係者、大学教員等、100名以上が審査員となり運営しています。

【概要】
本コンペティションは,1日目には模擬仲裁を、2日目には模擬交渉を行います。仲裁も交渉も、国際的なビジネスを題材とした問題であり、約2カ月かけて英文契約書を含む数十頁の問題に取り組みます。各大学は架空のネゴランド国のレッド社あるいはアービトリア国のブルー社のいずれかを担当します。大会には日本語の部と英語の部があり、英語の部では書面の作成から口頭でのやりとりまで、全て英語で行われます。
仲裁はUNIDROIT国際商事契約原則を準拠規範とするもので、参加者は弁護人団となって、仲裁人役の審査員を前に、説得力ある弁論を行います。大会の前には、準備書面や答弁書の提出も求められます。交渉では、レッド社とブルー社に共通の情報に加えて、レッド社、ブルー社の固有の事情等を記載した秘密の情報が配布されます。各メンバーには、副社長、取締役、部長等の役職が割り当てられ、役職に応じた役割を果たさなければなりません。

<大会結果等>
【順位】
優勝 シンガポール国立大学
準優勝 チーム・オーストラリア
第三位 東京大学
第四位 タイ国チュラロンコン大学
第五位 上智大学

【参加大学25校】
明治大学,東京大学,京都大学,慶應義塾大学,早稲田大学,上智大学,立教大学,中央大学,チーム・オーストラリア,シンガポール国立大学,タイ国チュラロンコン大学,北京師範大学,モンゴル国立大学,同志社大学,大阪大学,日本大学,山形大学,九州大学,立命館大学,筑波大学,東北大学,学習院大学,西南学院大学,北海道大学,名古屋大学
※本学は第16回大会から出場しており今回が4回目の出場です。

<学生の感想>
〇太田勝造ゼミ 
近藤 慶明さん(ゼミ長)
交渉コンペティションでは自分たちの考えを相手に分かりやすく伝えなければならないので,物事をより論理的に理解するよう意識していました。また,チームワークや組織力についても,リーダーとしてどのように振る舞えばよいのか勉強になりました。交渉コンペティションを通して,社会に出て活かせる基礎的な力を身に着けることができました。

中野 智海さん
私は交渉コンペティションに英語班として出場しました。英語で複雑な内容の仲裁と交渉をズームで行うというのは大変困難でしたが,実際のビジネスの場で使われる用語や表現,相手に意思を明確に伝える方法等,多くのことを学ぶことができました。今回学んだことを,国際的なビジネスの場で活躍できるようレベル・アップさせたいです。

天野 寿眞さん
交渉コンペティションの準備と本番において,多くの人々と意見を交換・討論することで自分では考えつかないようなアイデアが沢山生まれました。交渉コンペティションの終わった今,一つ一つのアイデアが自分にとって大切な財産であると感じます。

鳥居 塚葵さん
交渉コンペティションを通じて相手の事情を想像しつつ,双方にとってベストな合意案を導くことがどれだけ難しいか学びました。精緻に調査した内容に関しては,自信を持って相手にその良さを伝えられることを経験し,「調べ物」の大切さを学びました。将来は,相手の立場にも寄り添い,双方にメリットのある提案ができるよう「調べること」を大切にしていきたいと思います。

〇柳川鋭士ゼミ 
山川 大輔さん
交渉コンペでは準備書面や反論書などの作成、冒頭陳述、口頭弁論、最終弁論を実際に行うなど、弁護士の業務がどのようなものかを実感できました。又、実務を行う弁護士の方から自分たちの仲裁・交渉の評価を頂けるので、法曹を目指す自分にとっては大変有意義な経験になりました。

都澤 和音さん
初めての交渉コンペで、右も左も分からない状態でのスタートでしたが、チームの人に支えられながら、一生懸命戦うことができました。入賞出来なかったのは悔しいですが、己の力不足を知る良い機会になったと思います。今回の経験を、これからの挑戦に活かしていきます。

杉山 拓弥さん
この交渉コンペは、メンバーと協力して一つのことを目指すというものでした。チームで一つの目標を目指すことは,高校時代から経験していたことではありましたが、今回のコンペでは違った難しさを感じました。こういった経験はなかなかできるものではないので、じっくり振り返り、今後に生かしていきたいと思います。