Go Forward

法学部

法学部 辻雄一郎准教授がオンライン講演会「社会人の話を聞く」を開催しました!

2021年01月26日
明治大学 法学部

 1月22日(金)に辻雄一郎准教授が, PwCアドバイザリー合同会社において主にM&Aの業務に携われている重入美穂様をお招きし,ゼミ生を対象にオンライン講演会「社会人の話を聞く」を実施しました。

今回は,「新卒で外資系コンサルティング会社を選んだ理由」,「就職活動のポイント」についてお話しいただき,最後に学生からの質問にもお答えいただきました。

◎新卒で外資系コンサルティング会社を選んだ理由
中学時代に中国で過ごした経験や,大学時代にアメリカへ留学した体験から,「世界の同世代」は学習に対する意識や社会を捉える思考力が高いことを知りました。
彼らに出会ったことで,外資系コンサルティングや外資系金融などの業界について知り、興味を持ちました。
最終的には「若いうちから仕事の裁量があり,日本企業の海外進出の支援ができる、物事の背景・目的等をじっくりと考えるのが好きな自分の性分に合っていると思い」外資系コンサルティング会社に就職を決めました。

◎就職活動のポイント
新卒の約30%が1~2年以内に転職すると言う話を聞きます。これは「企業名」や「人気」から就職先を選ぶことが一因と考えています。
折角,就職するのであれば自分の価値観に合った企業を選ぶことが大切だと考えています。
私は,【若いうちから裁量があり,自分らしく努力を続けられる企業であること】を基準に会社を選びました。
また,就職活動の場では周りの学生に埋もれないようしっかりと自分の考えを伝えることを大切にしてきました。

◎質疑応答
-奥田- 日本企業の海外進出を支援したいと言う考えのもと,外資系企業を選択されたのはなぜでしょうか。

-重入- M&Aというのは日本の中でも比較的新しいサービスで、欧米系の企業の方がより当該領域においては成熟しており、大型かつ多くのディール機会に恵まれると考えました。

-高岡- M&Aの業務での成功経験や失敗経験を教えてください。

-重入- 失敗経験というよりは難しいなと感じた経験ですが,M&Aでは企業買収後に企業価値を上げるため,買収した企業が人件費の削減等を行おうとすることがあります。それは必ずしも創業者の思いとは一致せず、どの企業が最終的な買い手になるのか、価格だけでは決まらない事を肌で感じ時に難しさを覚えました。
また成功体験としては,自分の携わった案件が後日,新聞などで報道されると,充実感を覚えます。

-山内- 入社されて3年目ということですが,入社後どれくらいでM&Aなどの大きな仕事を任されるのでしょうか。

-重入- 入社後数ヶ月は基礎的なExcel/Power Point等を使いこなせるようになるための研修があります。この経験から配属後に10〜15年目の上位者とチームを組み勉強しながら業務に当たりました。

参加した学生から,将来海外で働きたいと考えているので非常に参考になったとの感想がありました!