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法学部

【受験生】【法学部生】法学部の太田勝造ゼミと栁川鋭士ゼミが第20回大学対抗交渉コンペティションに参加しました!

2021年11月29日
明治大学 法学部事務室

コンペ2日目終了後の集合写真です。教室を借りて、それぞれのチームが揃ってコンペに出場しました。コンペ2日目終了後の集合写真です。教室を借りて、それぞれのチームが揃ってコンペに出場しました。

11月6日と7日の2日間、法学部の太田勝造ゼミと栁川鋭士ゼミが大学対抗交渉コンペティションに参加しました。
 大学対抗交渉コンペティション(The Intercollegiate Negotiation Competition)は、交渉に対する社会の関心を深め、学生に交渉を学ぶインセンティブを高めるために、大学を越えた交渉と仲裁の他流試合の場として設立された催しです。当コンペは、日本だけでなく、海外の有名大学の方々との対戦がありますし、法曹関係者、多種多様な企業の関係者、大学教員等による審査・講評があり、普段の学生生活にはない多くの刺激を得られます。取り扱う課題事例も、昨今の国際商取引で現実に起こっている紛争や交渉事例に則しており、グローバルな世界で新しい価値を創造し対立を乗り越えるための観点や力を養えます。
 今年の大会では、ホテルやレストランを通じて飲食事業を展開する会社と、飲料メーカーの間で起こった、契約の成立や損害賠償、専属的販売店契約の解除をめぐる国際ビジネス紛争を仲裁によって解決したり、ワイナリー買収をめぐる国際ビジネス交渉を行ったりしました。約2か月の準備期間中、大学での講義の枠を超えて、実務に関する諸事情をリサーチしながら、リアルな仲裁と交渉を実現できるよう努めました。

【参加学生の感想】
近藤 慶明さん
 太田ゼミ・栁川ゼミでは、例年3年生がコンペに出場し、4年生は指導役として3年生をサポートしています。今年、私はその指導役に回り、昨年出場した際の経験をふまえながら3年生に指示を出したり、3年生の検討に対してアドバイスを出したりしていました。
 3年生は本当によく頑張っていたと思います。コンペで出題される問題は、学生が取り組むレベルを超えた難易度で設定されておりますが、チームで分担をしながら準備を進められていたと思います。ときには外部の弁護士の方や、企業の第一線で働く方をお呼びして指導を仰ぎながら、よりリアルな仲裁や交渉を実現しようと、日夜奮闘していました。
 出場者としての昨年の立場とは違い、一歩引いて全体を俯瞰するような立場から、過去の自分と現在の3年生を比較するような思いで準備を見てきました。自ら設定した目標の達成に向けてひたむきに努力する者、リーダーとしてうまく先導しながらチームをまとめる者、妥協せずに最後まで課題に取り組み、完遂する者等、3年生からたくさんの刺激をもらいました。
 彼らには、コンペを通じて学んだ学問的、そして組織論的な経験を、就職活動をはじめ、今後の人生において十分に活かしてもらいたいと思っています。そして、もうすぐ社会人となる私も、彼らからもらった学びを活かして仕事に取り組みたいと思います。

佐藤 勝彦さん
 交渉コンペに参加することで、改めて「相互理解」の重要性を学ぶことが出来ました。コンペはチームで参加する為、仲間の理解はもちろんですし、交渉では相手の求めていることを理解出来るように努めなくてはなりません。今回のコンペでは、同じ問題を解いていても人によって全く違う考え方が生まれることも多く、協力と尊重しあうことの大切さを痛感しました。今後、よりグローバル化が進み異なる文化の人と関わることも増えますが、今回学んだ「相互理解」の大切さを噛み締めて良好な関係を構築出来る人間になれるよう活かしていきたいです。

城田 陸さん
 私は交渉コンペティションに英語班として出場し、シンガポール国立大学および九州大学と対戦しました。英語で仲裁・交渉を行うのは非常に難しかったですが、国際ビジネスの現場を体感でき、良い経験になりました。加えて、チームで1つの目標に向かって準備をしていく中で、その難しさ・大切さを実感しました。しっかり振り返り、今後の人生に役立てたいと思います。

宮永 凛さん
 交渉コンペティションでは、自分たちの考えを相手にわかりやすく伝えるためにはどうしたらいいのか、ということを意識して書面を作成したり、当日の口頭での弁論を行ったりしました。当日の仲裁や交渉では、予想外の質問や反論が飛んでくるため、その場で答えをひねり出さないといけないのですが、そういった臨機応変な対応が少しだけ身に着きました。
 また、書面を提出するにあたって締切が設定されているのですが、締切を守ることの大切さを実感しました。当たり前のことですが、社会に出てから必要なことです。
 問題の検討では、多くの人と話し合いながら答えを探していきました。意見がぶつかることもありますが、より良いものを作るためにお互いに切磋琢磨した時間は、これから社会に出て働く中でもきっと活かせるものだと思います。

太田勝造先生より
 大学の世界ランキングで東大を遥かに凌駕するシンガポール国立大学には,去年・今年と連覇をされてしまいました.太田ゼミ・栁川ゼミには「打倒シンガポール!」を合言葉に優勝を狙っていってほしいと思います。