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国際会議ISAP2013が開催されました

2013年08月22日
明治大学 総合数理学部

開会式で挨拶する森教授(組織委員長)開会式で挨拶する森教授(組織委員長)

国際会議17th International Conference on Intelligent System Applications to Power Systems(邦題:第17回電力システムへのインテリジェントシステム応用に関する国際会議)が本年7月1日(月)から4日(木)までの4日間、駿河台キャンパスアカデミーコモンで盛大に開催されました。
総合数理学部からは砂田利一教授(総合数理学部長・現象数理学科)、森啓之教授(ネットワークデザイン学科長)、田村滋教授(ネットワークデザイン学科)、福山良和教授(同学科)、中村和幸准教授(現象数理学科)が出席した他、勝悦子教授(副学長・政治経済学部)、熊野照久教授(理工学部)が本会議に出席しました。

本会議で扱うのは、主に発電所や変電所、送電線、需要家などで構成される重要な社会インフラである電力システムを人工知能分野の手法によって取扱う研究で、スマートグリッドに関する話題が多くとりあげられました。本学が主催し、米国電気電子学会IEEEのPower & Energy Societyが技術協賛しています。この他国内電機メーカとして日立、東芝、三菱電機、富士電機が協力企業として参加し、またソフトウエア・出版業界からオクトーバースカイ、大河出版の両社、国内他大学から愛知工業大学と芝浦工業大学の協力も受けました。
初日のチュートリアル3件(データマイニング、メタヒューリスティック、マルチエージェントシステム)に続き、基調講演(ベイジアンネットワークとビッグデータ解析、サイバーセキュリティ、スマートコミュニティ)とパネルセッション(太陽光発電、電気自動車、スマートグリッドプロジェクト、Data Assimilation technique、進化的最適化計算)を中心に多くの優れた学術講演が行われました。
専門性の高い研究集会としては規模の大きい137名の参加者があり、国別では、我が国の他、米国、台湾、ポルトガル、ブラジル、インド、ドイツ、韓国、オーストラリア、スウェーデン、スペイン、デンマーク、アイルランド、トルコの13ヶ国からの参加がありました。
なお、本会議で採択された学術論文はIEEEのオンライン文献データベースとして有名なExplorerに掲載される旨のMoUが既に取り交わされています。