11月13日から15日にかけて幕張メッセで開催された“Digital Content EXPO2019”において、総合数理学部 先端メディアサイエンス学科の宮下芳明研究室、東京大学バーチャルリアリティ教育研究センター及び大阪大学 前田太郎研究室の合同による「電気刺激による味覚操作手法」が、InnovativeTechnologies2019を受賞しました。
今回提案している手法は、電気刺激による味覚の提示に加えて、電気刺激の持つ味覚の抑制効果・増強効果を含めた味覚操作を実現するものであり、宮下芳明研究室からは上野新葉さん(大学院 先端数理科学研究科2年)、鍜治慶亘さん(総合数理学部 先端メディアサイエンス学科3年)が食器型・口腔外設置型の電気味覚提示装置のデモンストレーションを行い、表彰されました。今後も、この電気刺激による味覚の操作手法を利用して、食体験をデジタル技術によって変化させる新たな食メディアの研究開発を推進しています。
Digital Content Expo 2019
2012年から始まった「Innovative Technologies」は、経済産業省で取りまとめた「技術戦略マップ」に示されている成長シナリオに基づき、その実現に大きな貢献が期待できる新技術を広く公募により選出し、「Digital Content EXPO」において国内外に発信するプロジェクトです。2019年は、イノベーションによってコンテンツ産業の発展に大きく貢献することが期待される技術を「独創性」、「先進性」、「表現としての新規性」、「市場創出の可能性」を評価基準として選定されるものです。