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総合数理学部

【総合数理学部】高橋治輝助教が UIST2020 で Honorable Mention Award を受賞

2020年10月27日
明治大学 総合数理学部

3Dプリンタで使用する材料を3Dプリンタで作る3Dプリンタで使用する材料を3Dプリンタで作る

明治大学総合数理学部先端メディアサイエンス学科の高橋治輝助教が,大阪大学のParinya Punpongsanon,Texas A&M UniversityのJeeeun Kimとともに「User Interface Software and Technology(UIST)」に投稿した論文がHonorable Mention Award を受賞しました。UISTはユーザインタフェースとソフトウェア分野のトップカンファレンスであり,今年は10月20-23日にオンラインで開催されました。Honorable Mention AwardはUIST 2020への全投稿論文のうち上位5%の論文に授与されるものです。

本研究では,熱溶解積層方式3Dプリンタで多色造形を行うための手法を提案しました。「3Dプリンタで使用する材料を3Dプリンタで作る」というアイディアを応用して,事前に様々な色の材料から構成される1本のフィラメント(紐状に加工されたプラスチック)を造形します。この造形されたフィラメントを押し出していくと途中で材料が切り替わりますが,この切り替わるタイミングと造形対象の構造を合わせることで,単一のノズル・フィラメントを用いた多色造形が可能となります。論文では,このアイディアを「プログラム可能なフィラメント」と呼び,その方法や性能をまとめています。

【 受賞論文 】
Haruki Takahashi, Parinya Punpongsanon and Jeeeun Kim. Programmable Filament: Printed Filaments for Multi-material 3D Printing. In Proceedings of UIST 2020, pp.1209-1221, 2020.

研究紹介動画