2022年9月1日~3日に福知山公立大学で開催された情報処理学会 EC2022(第20回エンタテインメントコンピューティング)において、先端メディアサイエンス学科3年の舟川梨紗さんと宮下芳明教授が「電気味覚での塩味増強における温度影響」と題した発表を行い、グッドデモンストレーション賞を受賞しました。
温度によって塩味の感じ方は異なることに着目し、電気味覚による塩味増強もそれに応じて変えるべきであるという提案につながった調査です。
舟川梨紗,宮下芳明.電気味覚による塩味増強効果の温度影響,エンタテイメントコンピューティング2022論文集,Vol.2022,pp.199-202,2022.
概要: 飲食物の温度が変化すると、味覚の感度も変化することが知られている。本研究では、温度が電気味覚による塩味増強効果に与える影響を調査した。その結果、個人差はあるが、いずれの参加者も温度によって塩味増強効果が変化することがわかった。飲食物の温度に応じて変化する電気刺激波形を個人ごとに最適化すれば、これまで以上に効果的な塩味増強を行えることが示唆された。