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総合数理学部

【総合数理学部】先端メディアサイエンス学科3年の深池美玖さんと宮下芳明教授がエンタテインメントコンピューティング2022でベストデモンストレーション賞を受賞

2022年09月06日
明治大学 総合数理学部

2022年9月1日~3日に福知山公立大学で開催された情報処理学会 EC2022(第20回エンタテインメントコンピューティング)において、先端メディアサイエンス学科3年の深池美玖さんと宮下芳明教授が「ニンニクの食後の口臭を防ぐ味覚及び嗅覚提示システムの提案」と題した発表を行い、ベストデモンストレーション賞(本学会で1件のみの、最も優秀なデモンストレーションに与えられる賞)を受賞しました。

これは、無臭物質でニンニクの味を再現し、ニンニクの香りを嗅ぎながら食べることによって、まるでニンニクを食べているような食体験ができて口臭ゼロも実現するというもので、ガーリックトーストの試食デモを行いました。

深池美玖,宮下芳明.ニンニクの食後の口臭を防ぐ味覚及び嗅覚提示システムの提案,エンタテインメントコンピューティング2022論文集,Vol.2022,pp.168-171,2022.

概要: 周囲の人へ迷惑をかけず自由な食生活を送るためには、独特の匂いが強く残る食品について、食後の口臭を気にせず味わえるような方法が必要である。本稿では、味覚と嗅覚をそれぞれ口と鼻に分離して提示することで、口臭を気にせずにニンニク料理を食べることができるシステムを提案する。ニンニクの香気成分をヘッドセット型デバイスから鼻に提示しながら、ニンニクの味を再現した無臭の混合溶液を噴霧した食品を食べると、ニンニク料理を食しているのとほぼ同等の体験ながら、原理上口臭がほとんど発生しない。本システムはニンニクに限らず、ネギやニラなど匂いが強く残るあらゆる食品に応用可能である。