授賞式の様子
デモ発表時のポスター
総合数理学部先端メディアサイエンス学科3年生の吉本健義さん、および同学科の宮下芳明教授による研究「Edible camouflage : レンチキュラ構造を利用した可食光学迷彩の提案」が、2022年12月14-16日に行われた第30回インタラクティブシステムとソフトウェアに関するワークショップ(WISS2022)において対話発表賞(一般)を受賞しました。この賞は、学会参加者の投票によって優秀な発表であると選ばれたデモ・ポスター発表に対して授与される賞です。
本研究は、表面にレンチキュラ構造を持った立方体のゼリーを造形することで、特定方向に長い物体の視認を難しくする可食光学迷彩を提案するものです。これはレンチキュラレンズの表面にある微細なシリンドリカルレンズの屈折の働きにより、特定方向の物体を見えにくくすることで実現されます。この提案手法により、透過性を保ちながら、本来は見えるはずの中身が見えないゼリー等のデザートを作ることができ、新たな食体験を生み出すことができます。
デモンストレーションでは、「可食光学迷彩ゼリー」の実物展示とレンチキュラレンズの原理デモを行い、好評を博しました。