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総合数理学部

【総合数理学部】先端メディアサイエンス学科3年の金珉志さん・4年の村上崇斗さんと宮下芳明教授が「白ワインを赤ワイン味に変えるデモ」でエンタテインメントコンピューティング2023でデモ最優秀賞を受賞

2023年09月06日
明治大学 総合数理学部

デモ発表の様子1デモ発表の様子1

デモ発表の様子2デモ発表の様子2

表彰式の様子1表彰式の様子1

表彰式の様子2表彰式の様子2

2023年8月30日~9月2日に東京工科大学で開催された情報処理学会EC2023(第21回エンタテインメントコンピューティング)において、先端メディアサイエンス学科3年の金珉志さんと4年の村上崇斗さん、宮下芳明教授が「TTTV3を用いたワインの味表現」と題した発表を行い、デモ最優秀賞(本学会で2件の、最も優秀なデモンストレーションに与えられる賞)を受賞しました。
これは、白ワインに純物質で作られた味溶液を加えることで違う白ワインや赤ワインの味を再現するというものです。

当日は、プロによる再現度評価、味センサによる測定データをポスターで掲示したほか、白ワインと赤ワイン、再現した赤ワインの飲み比べてもらうデモを行いました。約60名の方に比較・体験してもらい、好評を博しました。

金珉志,村上崇斗,宮下芳明.TTTV3を用いたワインの味表現,エンタテインメントコンピューティング2023論文集,Vol.2023,pp.298-301,2023.
概要:本稿では、TTTV3を用いて、ベースとなるワインに味溶液を混合し、ターゲットとなるワインの味を表現する手法について述べる。白ワインをベースとし、タンニン酸で渋味を加えることで赤ワインの味も表現可能である。また、ターゲットよりベースの酸味が強 く、酸味のみを薄める必要がある場合でも、アルカリ性である炭酸水素ナトリウムによる中和や、スクロースによる甘味添加に伴うマスキングを利用することで味再現ができることを実例で示した。

【研究動画】