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総合数理学部

【総合数理学部】ネットワークデザイン学科4年の河内勇裕さんが電気学会電力・エネルギー部門大会においてYPC(Young engineer Poster Competition)奨励賞を受賞

2023年09月21日
明治大学 総合数理学部

2023年9月4日から6日に愛知工業大学八草キャンパスで開催された令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会において、ネットワークデザイン学科4年の河内勇裕さんがYPC(Young engineer Poster Competition)奨励賞を受賞しました。YPC奨励賞はヤングエンジニアポスター発表コンペティションにおいて29歳以下で優秀なポスター発表を行ったことを表彰するものです。

【受賞・研究内容】
令和5年電気学会電力・エネルギー部門大会で発表された論文「アクティブ配電ネットワーク再構成のための改良量子BSOに基づくロバスト最適化手法」(6頁)がYPC奨励賞として評価された。論文内容は以下の通りである。

本研究では、量子AIのスマートグリッド応用の研究プロジェクトの一環として、ロバスト最適化を考慮した改良型量子Brain Storm Optimizationを使用したアクティブな配電ネットワーク再構成のための効率的な方法を提案した。ネットワーク再構成とシャントコンデンサ制御の使用は配電網の損失を最小限に抑えるのに効果的である。 最近、風力発電や太陽光発電などの分散型電源の出現(DER)は、アクティブ配電ネットワークな配電に不確実性をもたらしている。その結果、配電系統オペレーター (DSO) は、その様な不確実性に対処する高度な方法を必要としている。本研究では、改良型量子Brain Storm Optimization (IQBSO) とロバスト最適化 (RO) に基づいたネットワークの再構成を処理するための新しい方法を提案した。IQBSOは高性能進化的計算として組合せ最適化問題を解決するために使用され、ROは不確実性を持つ最適化問題を解く重要な役割をする。提案した方法を IEEE(米国電気電子学会) 69 ノード配電ネットワークに適用し、他の手法よりも良好な結果を得た。