総合数理学部現象数理学科4年生の萩原飛鳥さん、及び同学科の中村和幸教授が、日本統計学会スポーツデータサイエンス分科会、及び情報・システム研究機構統計数理研究所主催の2023年度スポーツデータサイエンスコンペティションにおいて、野球部門の奨励賞を受賞しました。
奨励賞は、コンペティションにおける優秀な発表について部門ごとに授与される特別賞のひとつであり、代表者(教員)以外が学部生のみで構成されるチームに授与されるものです。今回、萩原さんと中村教授は、以下の研究発表を行いました。
発表題目:打者の待ち球種・コースを考慮したスイング傾向の SEM 分析と打ち取り方への応用
発表内容:
野球における打者の意図について、スイングなどの反応やシチュエーションから「狙い」や「スイング傾向」を読み解き、打ち取りやすい配球を解明することを目的とした分析について発表しました。分析には、統計学の一手法である構造方程式モデリング(SEM)を用い、本分析のための新たなモデルを構築しました。さらに、コンペティションにおいて貸与されたデータを用いて、選手ごとの実際の狙いや傾向を明らかにしました。