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総合数理学部

【総合数理学部】阿部拓海さん(ネットワークデザイン学科4年)が令和5年電気学会全国大会で優秀論文発表賞を受賞

2024年03月25日
明治大学 総合数理学部

総合数理学部ネットワークデザイン学科4年の阿部拓海さんが、令和5年電気学会全国大会で優秀論文発表賞を受賞しました。優秀論文発表賞は、電気学会全国大会での発表論文の中から、35歳以下の若手研究者を対象に、若手技術者にふさわしい優秀な論文を表彰するものです。

阿部さんは、「災害時における二次集積所の最適配置・配送エリアを考慮した最適ロジスティクス — 並列改良型 RTS のパラメータ感度解析 —」と題し、災害時に支援物資を避難所に早急かつ公平に配送する仕組みについて発表しました。

受賞論文:阿部拓海、小野田紗羅、福山良和:「災害時における二次集積所の最適配置・配送エリアを考慮した最適ロジスティクス — 並列改良型 RTS のパラメータ感度解析 —」電気学会全国大会 4-163 令和5年3月15日
緊急支援物資ロジスティクスは、災害時に支援物資を避難所に早急かつ公平に配送する仕組みである。近年、台風や地震などの大規模災害が全国各地で発生している。緊急支援物資ロジスティクスは、人命に関わる問題であり各自治体が有事に備えて事前に検討すべき問題である。緊急支援物資ロジスティクス問題では、市単位で決める2次集積所の最適な箇所数、各2次集積所の最適配置、各2次集積所の最適配送エリア、各エリア内の最適な配送計画を、統合的に最適化する必要がある。これに対し、著者らは、並列改良型リアクティブタブーサーチを用いて4要素を統合的に最適化する方法を提案した。本論文では、実際に千葉市が災害時に使用する予定のデータを用いて、この方法の中で、トラック台数を変化させた場合等のパラメータ感度解析を行った。