直感では理解できない複雑性に富んだ問題を抱える現代社会において,“モノや構造を支配する原理”を見出す数理科学を用いて,自然や社会,人間に対して新たな価値を生み出し,大きな変化(イノベーション)をもたらすことができる人材が求められています。総合数理学部は,「社会に貢献する数理科学の創造・展開・発信」を理念に掲げ,幅広い好奇心と健全な社会常識をそなえ,普遍的かつ強力なツールである数理と情報についての知識と技術をもって現代社会の諸問題に対処し,国際的に活躍できる人材の育成を目標にしています。このような理念と目標を実現するため,次のような学生を求めています。
1 本学の建学の精神「権利自由,独立自治」に基づき,世界を見据えて自らの使命,役割を自覚し,他者との連携・共生をはかりながら,自らの「個」を確立できる学生
2 社会や自然における事象に広く関心を有し,数理科学の探究に挑戦する意欲を持つ活力にあふれる学生
3 人とのかかわりに積極的な姿勢を有し,人と社会に豊かさをもたらす新しい概念・価値観を生み出していこうとする意欲のある学生