研究・知財戦略機構 学内フォーマット集
バイオリソース研究国際インスティテュート・長嶋比呂志教授が参加した国際的研究チームの共著論文がDevelopment誌に掲載されました
2021年12月20日
明治大学 研究・知財戦略機構
バイオリソース研究国際インスティテュートの農学部・長嶋比呂志教授、英国エクセター大学、ケンブリッジ大学などの国際的研究チームの共同研究により、家畜の幹細胞研究で地球規模の食糧難の解決や家畜の医療応用に資する発見がもたらされました。
この研究チームの木下将樹博士(ケンブリッジ大学)を筆頭著者とする論文が、12月8日にDevelopment誌に掲載されました。Development誌は発生生物学では最高峰の学術誌となります。
研究チームを率いるのは、幹細胞研究の権威である英国ケンブリッジ大学(Welcome-MRC Cambridge Stem Cell Institute)/ エクセター大学(Living System Institute)のAustin Smith教授、ノッティンガム大学のRamiro Alberio教授。
その他に、スタンフォード大学/東京大学の中内啓光教授、東京大医科学研究所の小林俊寛特任准教授、明治大学からは、バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIBR)の、長嶋比呂志教授松成ひとみ特任准教授、内倉鮎子客員研究員らが参加しました。
本研究の成果
・これまでの研究成果では得られていなかったブタ、ヒツジ、ウシなどの家畜の多能性幹細胞を樹立する方法を開発しました。
・ブタの多能性幹細胞からクローン個体の生産が可能なことが示されたことで、遺伝子改変ブタの医療への利用が促進されます。
・ブタ、ヒツジ、ウシという主要な家畜の多能性幹細胞が樹立されたことで、これらの家畜のゲノム編集がより効率化され、高能力品種の育種や利用が促進されます。
バイオリソース研究国際インスティテュートが担った役割
バイオリソース研究国際インスティテュートは、東京大学医科学研究所の小林俊寛特任准教授らとともに、ブタの多能性幹細胞に樹立と多能性幹細胞からのクローンブタの生産を担当しました。多能性幹細胞からのクローンブタの生産が可能なことが確認されたのは世界初となります。
この成果を、臓器提供用や遺伝性疾患モデルなどの医療用高付加価値ブタの生産に利用するため、今後も研究を継続します。
発表論文
この研究チームの木下将樹博士(ケンブリッジ大学)を筆頭著者とする論文が、12月8日にDevelopment誌に掲載されました。Development誌は発生生物学では最高峰の学術誌となります。
研究チームを率いるのは、幹細胞研究の権威である英国ケンブリッジ大学(Welcome-MRC Cambridge Stem Cell Institute)/ エクセター大学(Living System Institute)のAustin Smith教授、ノッティンガム大学のRamiro Alberio教授。
その他に、スタンフォード大学/東京大学の中内啓光教授、東京大医科学研究所の小林俊寛特任准教授、明治大学からは、バイオリソース研究国際インスティテュート(MUIBR)の、長嶋比呂志教授松成ひとみ特任准教授、内倉鮎子客員研究員らが参加しました。
本研究の成果
・これまでの研究成果では得られていなかったブタ、ヒツジ、ウシなどの家畜の多能性幹細胞を樹立する方法を開発しました。
・ブタの多能性幹細胞からクローン個体の生産が可能なことが示されたことで、遺伝子改変ブタの医療への利用が促進されます。
・ブタ、ヒツジ、ウシという主要な家畜の多能性幹細胞が樹立されたことで、これらの家畜のゲノム編集がより効率化され、高能力品種の育種や利用が促進されます。
バイオリソース研究国際インスティテュートが担った役割
バイオリソース研究国際インスティテュートは、東京大学医科学研究所の小林俊寛特任准教授らとともに、ブタの多能性幹細胞に樹立と多能性幹細胞からのクローンブタの生産を担当しました。多能性幹細胞からのクローンブタの生産が可能なことが確認されたのは世界初となります。
この成果を、臓器提供用や遺伝性疾患モデルなどの医療用高付加価値ブタの生産に利用するため、今後も研究を継続します。
発表論文
タイトル | Pluripotent stem cells related to embryonic disc exhibit common self-renewal requirements in diverse livestock species |
雑誌名 | Development |
DOI | 10.1242/dev.199901 |
タイトル | The people behind the papers – Masaki Kinoshita, Toshihiro Kobayashi, Hiroshi Nagashima, Ramiro Alberio and Austin Smith |
雑誌名 | Development |
DOI | 10.1242/dev.200347 |
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