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法曹コース 民法(契約)

担当教員が語る授業のポイントと受験生へのメッセージ

民法(契約) 長坂 純 教授

長坂 純 教授

われわれの日常生活は、「契約」という法制度によって成り立っています。われわれはこのことをほとんど意識していないかもしれませんが、日常生活用品を購入すること、土地建物を賃借すること、旅行、スポーツその他のレジャーを楽しむことなどにおいても、それらは契約関係としてとらえることができます。このように、契約は、われわれの生活において空気のようなものとして存在しています。したがって、「契約法」を学ぶということは、生活をしていく上において不可欠なことだといえるでしょう。そして、この契約は、その時代時代の生活関係とのかかわりにおいて生成していくものであり、それに伴って契約法上の種々の問題が新たに提起されています。常に、生活関係とのかかわりにおいて契約をとらえ、現実の生きた契約法を知ることが必要だといえます。