Go Forward

国際関係法コース 国際法

担当教員が語る授業のポイントと受験生へのメッセージ

国際法 水田 周平 専任講師

水田 周平 専任講師

国際社会では、絶え間なく国家間のもめごとが生じています。最近の事例ではイラク戦争や竹島問題などがありますが、これらの事件において、アメリカの行動の正当性、韓国の主張の妥当性を適切に評価するには、国際法の知識が不可欠になります。少し大げさな言い方になるかもしれませんが、国際法を学ぶひとつの利点は、こうした国際問題について考える際の、「議論の筋道」がわかることでしょう。

 領土問題や戦争に興味がない人も、国際法とまったく無縁でいられるわけではありません。もう20年も前のことになりますが、私が高校生の頃には、中学・高校では女子生徒だけが家庭科を履修することになっていました。ところが、今では男子も家庭科は必修になっています。実はこの変化に、国際法が深く関わっているのです。国際法と家庭科がどのように関わっているのかについては、いずれ講義のなかでお話しすることにしましょう。