Go Forward

法学部

【受験生】【法学部生】法学部の太田勝造ゼミと柳川鋭士ゼミが上智大学と合同ゼミを実施しました!

2021年08月23日
明治大学 法学部

 7月17日に法学部の太田勝造ゼミと柳川鋭士ゼミが上智大学の森下哲郎教授のゼミとZoomによる合同ゼミを実施しました。
 今回の合同ゼミでは, 大学対抗交渉コンペティションに向けた交流試合を行いました。上智大学との交流試合は今年度2回目で,日本語班・英語班の2チーム(延べ34名)が参加しました。
 仲裁においては,仲裁人(現役の弁護士や大学教授)に意見を端的かつ正確に伝えるとともに,質問に対して柔軟に対応することが求められます。
 交流試合を通じて,チームとしての課題が多くあることを認識しながらも,前回の交流試合からの成長を感じ,英語でのコミュニケーションの面白さに気付く貴重な機会となったようです。

【参加学生の感想】
○太田ゼミ3年 モーミィンさん
非母国語の日本語を使い仲裁を行うため,ほかの学生と同レベルに達するには2倍努力が必要でした。問題の検討,理解,書面の書き上げに多くの時間を費やし,チームのスケジュールに遅れてしまうこともありました。
「ゼミ長」という立場に重圧を感じ,自信を失いかけたこともありましたが,仲間の協力をもらうことで自信をもって交流試合に臨むことができました。
チーム内での助け合いを心掛けていたため,交流戦本番では自分の担当外でも協力し連携力を発揮することが出来ました。
交流試合,またこれに向けた準備を通じて,様々な苦労や達成感を経験したことが,11月に開催される大学対抗交渉コンペティションに向けて大きな自信になりました。

○太田ゼミ3年 鳥井翼さん
今回の合同ゼミを通じて大きく3つのことを学びました。
1点目は,与えられた表面的な情報だけでなく,そこから分析できる情報や推察出来ることを踏まえた深い考察に基づいて主張をまとめることです。
2点目は,仲裁人(弁護士や大学教授)の納得を得られる説得力のある根拠や,社会的にも妥当な主張を展開することの難しさです。
3点目は,ゼミのメンバーの強みや優れた意見を最適化しやすくするチームワークを行うことです。
これらの学びを11月の大学対抗交渉コンペティションにぶつけたいと思います。

○太田ゼミ3年 武者雄大さん
英語班のリーダーとして交流試合に臨みました。英語班では複雑な内容を準備書面の作成から口頭で交渉を英語で行うため,海外での経験のない私にとっては非常にハードルが高く,何度も不安になり,上手くいかないことも沢山ありました。
しかし,多くの挫折を味わいながらも,同時に挑戦に対するやりがいも感じていたため,気付けば夢中になって取り組んでいました。またチームのために自分は何ができるのか,何を克服しなければならないのかなど自分と真摯に向き合う貴重な時間にもなりました。
交流戦を通して,法律やビジネスの知識を得るに加えて,人としても成長することができたと思います。そして国際ビジネスを題材にした仲裁・交渉に取り組んだこの経験を糧に,幅広く活躍できる人材になれるよう今後の活動にも力を入れて取り組みたいです。

○太田ゼミ3年 垣崎七海さん
今回は,今年二度目の交流戦だったので,前回の反省を活かして,事前に提出する書面や仲裁人に対する受け答えのブラッシュアップに努めました。本番では,皆が全力を尽くし,練習の成果を存分に発揮できたと思います。
上智大学はチームワークが非常に素晴らしく,全員がすべての論点を把握しているようでした。交流戦後の座談会で,上智大学のメンバー間のコミュニケーションの取り方や情報の共有の仕方を学びました。
今回の経験を,11月の大学対抗交渉コンペティションに活かしたいと思います。

○柳川ゼミ3年 平岡龍さん
今回の仲裁交流試合に当たり,前回の反省を生かした準備書面の作成,班長を中心とした計画的なミーティングの実施によりスピード感を持って準備することができました。また,相手の主張を予想し準備書面の再検討することもできたため精度の高い準備書面の作成ができました。しかし、交流試合では根拠理由が乏しく説得力に欠ける等の反省点もありました。11月の本番では、これらを修正し優勝を目指していきます。

柳川ゼミ3年 光田 晴佳さん
今回の交流試合は「発表会ではなく対話の場であるということ」を肝に銘じて臨みました。仲裁人の進行のもと,自分たちの正当性を理解してもらえるよう,説得力のある主張が求められます。ここで大切なのが周囲の存在を意識して主張するということです。仲裁では互いの主張を踏まえ,反論・主張を繰り返すことにより深い議論が展開されるからです。そのため,準備期間では相手の主張を予測しながら取り組みました。また,当事者でない仲裁人に納得してもらうためには論理性のある簡潔な主張が求められますが,実際に声に出してやってみるとその難しさを実感しました。周囲を意識することで多角的に分析することの大切さや,伝えることの難しさを実感したので,この姿勢を忘れずに11月の本番に取り組んでいきたいです。

 柳川ゼミ3年 宮永 凜さん
今回は、6月に行った東京大学との交流試合に引き続き2回目の仲裁交流試合であり,前回の反省を生かしてより良い仲裁となるようチームで一丸となって準備を進めてきました。本番では準備書面の見やすさとチームワークを発揮することを目標としていましたが、概ね達成できたと思います。個人としては,対戦相手や仲裁人からの予期しない質問にも動じず,しっかりと根拠を持って答えることが難しく感じました。自分の考えを言語化すること,さらにそれを相手に話すことの難しさや面白さを改めて感じました。

関連記事 太田勝造ゼミ・柳川鋭士ゼミが第19回大学対抗交渉コンペティションに出場しました。 
 

オンライン仲裁の様子。赤い背景が明治大学・青い背景が上智大学。オンライン仲裁の様子。赤い背景が明治大学・青い背景が上智大学。