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アヴァンテ社会保険労務士事務所 小菅将樹さん(2000年卒業)

アヴァンテ社会保険労務士事務所 小菅将樹さん(2000年卒業)

プロフィール

業務中の写真

2000年に明治大学法学部を卒業後、厚生労働省に入省。労働事務官として勤務後、労働基準監督官に転官。福島労働局郡山署、須賀川署、厚生労働本省、神奈川労働局相模原署、川崎南署、神奈川労働局で勤務後、退職。現在はアヴァンテ社会保険労務士事務所、アヴァンテ労働衛生コンサルタント事務所代表。法学部時代はサークル活動に力を入れており、サッカーに没頭する。ゼミでは不動産関係法の松岡先生のゼミナールに所属。


現在の仕事内容について教えてください。

特定非営利活動法人アヴァンツァーレ横浜スポーツクラブ集合写真

私の事務所では、社会保険労務士、労働衛生コンサルタントとして労働安全衛生に関するコンサルタント業務を行っております。顧問先企業から寄せられる実務相談への対応や、現場に出て安全パトロールを実施したり、本や記事の執筆、Yahoo!ニュース公式コメンテーターとしてお茶の間に分かりやすいニュース記事の解説を届ける、といった仕事もしております。さらに、独立してから取得した運動指導の資格を活かし、企業で働く方やスポーツ選手を対象にトレーナー業務も行っております。新しい取組みとして、企業の腰痛予防コンサルティングも行っております。また、特定非営利活動法人アヴァンツァーレ横浜スポーツクラブ代表理事として、フットサルを通じた人間形成にも力を注いでおります。


現在の仕事を選んだきっかけは何ですか?

安全パトロールの写真

厚生労働省での経験や学生時代から続けてきたサッカー、フットサルで学んだ組織マネジメントを融合させ、健康を通じて社会貢献をしたいという思いが強くなり、現在の仕事に就くことになりました。


現在の仕事について、学生時代に抱いていたイメージとのギャップはありますか?

現在は社会保険労務士をはじめとして、色々な分野の仕事を行なっています。特に、社会保険労務士は、労働基準監督官と立場を異にする仕事であり、学生時代は働く人の立場に立って労働環境を良くしたいと思っていたため、経営者側で物事を考えるという発想を持っていませんでした。社会保険労務士の仕事をすることで働く人が幸せになるというイメージを持てていませんでした。社会保険労務士という仕事に就いてみて、経営という視点で労働環境を良くするということを考えることができることで、労使どちらの立場にも立って課題解決を図れる力が身についたと感じています。ここに学生時代の時に持っていたイメージとは大きなギャップがあったと感じています。


仕事をしていて一番嬉しかったこと(思い出に残っていること)はありますか?

はじめての書籍を出したことです。独立しなければ絶対になかったことですし、自分のこれまでの経験や考えてきたことなどが形となり、世の人の手に取っていただことの喜びを感じました。

仕事をしていて一番つらかったことや苦労したことはありますか?

独立して間もない頃、自分がこの先何をしていきたいのか、どんな道を歩んでいくべきか、方向性が定まらない期間が3年間程ありました。この時はやりたくない仕事をしたり、とにかく何でもやってみよう、という気持ちを持って取組んでいた記憶があります。


学生時代の学びが現在の仕事に活かされていることはありますか?

法学部でしたので、法律の基礎を学ぶことができました。法律を知ることだけでなく、法律は何故存在するのかや、法律を通じて世に何をもたらそうとしているか等を学ぶことができました。労働基準監督官となり仕事に役立っただけでなく、社会保険労務士、労働衛生コンサルタントとして活動している現在にも大いに役立っています。


学生時代の経験から、おすすめの授業やプログラム等はありますか?

松岡ゼミでのゼミ合宿が印象に残っています。不動産関係法のゼミでしたので、仲間は司法書士等の国家資格を目指している人も多く、法律に対する意識レベルが高かったのを記憶しています。ゼミ合宿では、合宿ならではの濃密なコミュニケーションを図ることができ、自分の将来を考えるいいきっかけにもなりました。

最後に、明治大学法学部受験生に向けてメッセージをお願いいたします!

研修講師の写真

明治大学法学部は、歴史もあり、とても優秀な先生や学生が集まる恵まれた環境で4年間を過ごすことができます。司法試験等の国家資格を取得する人だけでなく、自分のような公務員になる人や民間企業に就職する等、さまざまな道に進む人がいます。
明治大学法学部には、たくさんある働き方の中で自分に合う働き方を模索できるだけの素晴らしい環境が整っています。そして、勉強だけでなく部活やサークル活動、ゼミ等、充実して楽しい学生生活を過ごすことができます。是非明治大学法学部へきてください。