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法学部

『法の支配』第209号(2023-4)/太田勝造教授がコーディネイタ兼司会を務めた座談会「法と経済学の現在:定着と発展」の記事が掲載されました!

2023年05月22日
明治大学 法学部

一般財団法人日本法律家協会の機関誌である『法の支配』第209号で、法学部の太田勝造教授が企画編集を担当されました。その中の座談会「法と経済学の現在:定着と発展」でもコーディネイタ兼司会を務められました!
『法の支配』は、年に4回発行されており、1959年創刊の法曹を代表する法律雑誌です。


【座談会概要】
 1960年前後の米国で「法と経済学」が始まり、日本では1980年前後から盛んとなり始めました。米国では法的問題に取り組む際の「標準的方法論」となっています。日本でも今世紀に入り、裁判例においても使われており、最高裁判所裁判官にも法と経済学の専門家が任官されています。 
 このように、法と経済学は日本の法学研究と法実務への定着が進んでいます。また、法と経済学もその後多様な発展を遂げ、「法と行動経済学」、「法とゲーム理論」はもとより、「法と認知科学」、「ニューロ・ロー(法と脳神経科学)」などへと発展と展開をしています。
 この座談会は、以上のように定着と発展と展開を遂げている法と経済学について、明治大学法学部の法社会学研究者で日本法と経済学会会長の太田勝造教授をコーディネイタ兼司会者とし、経済学者で一橋大学名誉教授、前九州大学副学長、現在は公正取引委員会委員の青木玲子教授、京都大学大学院法学研究科の民法・消費者法研究者の西内康人教授、経済学者で駒澤大学経済学部の村松幹二教授、および経済学者で東京大学大学院経済学研究科の柳川範之教授を参加者として、法と経済学について自由に夢を語っていただくことをその趣旨としています。
 内容としては、いわば「私と法と経済学」とも言える各自の自己紹介に続いて、「法と経済学の現状と課題」、「法と経済学の将来」、「法と経済学の期待」を語り合った後、「おわりに」で各自が若い世代の研究者や実務家へ励ましの言葉を述べて終わります。

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