東京都調布市役所　青木祥悟さん（2010年卒業）

2010年に明治大学法学部を卒業後、損害保険会社に入社。
2014年に東京都調布市役所に転職。
現在、総務部人事課に所属し、入庁10年目。
大学時代はお笑いサークル木曜会Z所属し、学生芸人の大会で優勝した経験も。椿久美子先生（民法）のゼミナールに所属。
現在も、公務員として働きながら休日にお笑いライブの舞台に立つなど、アマチュアお笑い芸人としても活動。

　調布市は、東京都のほぼ中央、多摩地区の南東部に位置しています。市内には京王線が走り、明大前駅から市の中心部にある調布駅まで特急で約10分と、和泉キャンパスから距離も近いため、訪れたことのある方も多いと思います。
　現在、私は、総務部人事課給与厚生係の係長をしています。人事課給与厚生係では、職員の給与支給や健康管理などの福利厚生事業を行っており、職員が健康に働き続けられる職場環境づくりのサポートをするのが主な役割です。

　他の多くの職員と同様に「事務職」として採用されていますが、土木の仕事から福祉の仕事まで、生活に必要なものを何でもするのが市役所職員の特徴です。若手のうちは、概ね3年から5年くらいで人事異動がありますが、人事異動で部署が変わると、転職するくらい仕事の内容が変わると言われています。
　また、「お堅い」イメージのある公務員ですが、イベント好きな職員も多くいます。例えば、調布市に在住・在勤・在学する方が出場できる調布市民駅伝には、調布市役所の職員で結成されたチームが何チームも出場して、職員同士の親睦を深めています。

　私が仕事をしながらアマチュアお笑い芸人の活動をしていることに着目していただき、調布市の広報課と、市の魅力を発信する動画の作成をしたことが、思い出に残っている仕事です。お笑いサークル木曜会Zの後輩であるYouTuberのオックン（2016年文学部卒業）と漫才を披露した動画が、市の公式YouTubeで公開されています。「これ許可した調布市いいな」、「この職場で働くの楽しそう」と好意的なコメントも多くいただき、メディアにも取り上げていただきました。私が趣味で続けているお笑いが、まさか市の魅力発信に役立つとは思ってもいなかったので、とても嬉しかったです。

　人事課では、市の条例の改正案を作る仕事もしています。条例とは、地方公共団体が国の法律の範囲内で定められる自主法のことを言います。法学部では、法律の構成について理解する力を養うことができましたので、現在の仕事でも市の条例の構成を理解し、実現したい内容となるように条例の改正案を作る仕事に活かされています。

　明確な将来の夢ややりたい仕事があって大学や学部を選ぶ方もいると思いますが、今現在、それらは必ずしも必要はないと思います。明治大学法学部で、新たな友人や恩師に出会えば、自分の好きなものを見つけ、得意なものを伸ばせるはずです。「なりたい自分」を見つけるためにも、明治大学法学部への入学をご検討ください。
　私が出演している調布市の公式YouTubeの動画です。明治大学お笑いサークル木曜会Zで始めたお笑いですが、お笑い芸人にならなくても現在の仕事に活かすことができました。是非ご覧ください。
「市職員がお笑いの力で調布市職員募集のPR大作戦！！」