2013年4月に誕生する総合数理学部は、数理科学と情報技術の知識を身につけ、それをベースにして新しい研究領域を生み出していくための場です。これまで、日本の数理科学は社会との関わりが少ないと言われてきましたが、本来は社会に貢献する力を持つ学問。今こそ、その真の実力を社会に役立つ形で発揮するときです。
情報技術の進化に伴い、数理科学の世界では日々新しい研究が生まれ続けています。動物の模様ができるメカニズムの解明から顔画像の美観化、電力ネットワークの構築、知能ロボットの製作まで、数理と情報の専門知識を組み合わせれば、そこからは生まれるアイデアはまさに無限。その意味で、数理科学は常に新鮮であり続ける学問と言えるでしょう。